新聞記者の仕事内容・年収・なり方
出典確認日:2026-10-31/公開日:2026-10-31/分野:法務・経営・文化芸術/別名:新聞編集員、新聞論説員、通信記者
様々なニュースを多くの人々に知らせるために、公正な立場で取材を進め、新聞に載せるための記事を書く。
年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「著述家,記者,編集者」による平均年収換算で673.1万円です。
収入データの読み方
- 平均年収換算
- 673.1万円
- 月の現金給与額
- 449.9千円
- 年間賞与・特別給与
- 1332.7千円
- 平均年齢
- 41.5歳
統計分類は「著述家,記者,編集者」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は43,770人です。
計算方法と統計の対象
計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。
対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。
税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。
雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。
資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。
仕事内容
様々なニュースを多くの人々に知らせるために、公正な立場で取材を進め、新聞に載せるための記事を書く。
日本全国をカバーする全国紙の場合には、新聞社の編集局に所属し、政治、経済、社会、文化、スポーツなど担当の部に分かれ、専門の記者が取材と執筆を担当する。
例えば、政治部の記者は、国会、政党などの記者クラブを拠点に、記者会見への出席、政治家へのインタビューなどの取材活動を行い、パソコンで記事を作成する。作成された原稿は、デスクと呼ばれる各部の次長に送られる。記事内容の確認や修正の後、紙面の編集・整理を行う部署に送られる。
社会部の記者の中には、記者クラブを拠点にすることなく突発的な事件に対応したり、テーマを決めて取材する「遊軍記者」もいる。地方の支局で地域のニュースを取材する記者や特派員として海外支局に常駐して外国のニュースを取材する記者もいる。
また、地方のニュースを主に取材して掲載する地方紙、特定の産業やスポーツなど専門分野のニュースを中心にあつかう専門紙(業界紙)でも、多数の記者が活躍している。
最近では、記事を電子化してインターネット上でパソコンやスマートフォンなどを通して、購読できる電子版サービスを導入する新聞社が多くなっている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン
就くには
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、多領域にわたる幅広い知識、報道・評論するための思考力、記事を執筆するための文章力が必要とされるため大卒者がほとんどである。新規学卒の場合には卒業後、新聞社の試験を受け記者として採用される。
中途入社では、専門紙などで経験を重ねた者が入社することもある。
入社してからは、本社での研修の後、各部署に配属される。全国紙では、はじめは地方の支局に配属されて、いろいろな取材を経験する場合が多い。
力量によっては8~10年で取材現場のリーダー役を務めるキャップになる。またキャップを5~6年ほど経験すると、記者に取材活動や記事のまとめ方の指導をするデスクとなる者もいる。デスクを経験し、各部の部長、新聞編集の責任者である編集局長に昇進することもある。経験を積んでフリーの記者や大学教員になる者もいる。
何事にも興味を示す好奇心、興味を持った事柄について自分で体験して考える姿勢、それを追い求める探究心が必要とされる。
労働条件の特徴
取材エリアや販売エリアの大きさによって勤務地は様々である。全国紙、いくつかの県にまたがるブロック紙、県単位の地方紙などではそれぞれの本社・支社・支局などが勤務地となる。
全国紙では500~1,000人以上の記者をかかえているところもあれば、数十人の記者で取材している小規模の地方紙もある。
就業者を関連団体の調査結果でみると、14,758人、そのうち、女性は3,926人で全体の26.6%となっており、その割合は年々増加している(2025年4月時点*)。
労働時間は変則的で、夜間・早朝に取材を行うこともあるため交替で夜勤や宿直があり、休日も日曜・祝日とは限らず、交替制でとるのが一般的である。また、大きな事件が起きた場合には徹夜や休日返上ということもある。
給与は、夜勤や宿直、所定時間外の労働が多いため、所定外賃金の割合が高いのが特徴である。
最近では、インターネットなどで速くかつ無料でニュースを見られるようになってきたことから、若い世代を中心に新聞離れが進んでいる。こうした状況等に対応し新聞社では、インターネット上で紙面を見られるように、電子版のサービスを展開している。紙媒体の記事に加えて、電子版に掲載する記事の作成等により、以前よりも忙しくなっている記者もいる。
*一般社団法人日本新聞協会、新聞・通信社従業員数と記者数の推移
企業例・働く場の例(公式確認済み)
次の組織は、公式ページで新聞記者に関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。
- 株式会社朝日新聞社(取材記者(記者部門))
国内全都道府県と海外各地にある取材拠点を基盤に取材を行い、部署の垣根を超えたチームでの調査報道やデータジャーナリズムにも取り組む。
公式ページ:記者部門|仕事を知る|朝日新聞 Recruit Site(確認日 2026-10-29)
manapick編集部による確認のポイント
新聞記者は、社会で起きている出来事を公正な立場で取材し、新聞に載せる記事を書く仕事です。全国紙では編集局に所属し、政治、経済、社会、文化、スポーツなど担当の部に分かれて、専門の記者が取材と執筆を担います。政治部の記者は国会や政党の記者クラブを拠点に、記者会見への出席や政治家へのインタビューを重ねて記事を作成します。書き上げた原稿はデスクと呼ばれる各部の次長が確認・修正し、紙面の編集・整理を行う部署へ送られます。
社会部には、記者クラブを拠点とせず突発的な事件に対応したり、テーマを決めて取材したりする「遊軍記者」もいます。地方の支局で地域のニュースを追う記者、特派員として海外支局に常駐し外国のニュースを伝える記者もいます。活躍の舞台は全国紙だけにとどまらず、地方紙や、産業・スポーツなど専門分野を扱う専門紙(業界紙)でも多数の記者が働いています。近年は電子版サービスを導入する新聞社が増え、紙の記事に加えて、パソコンやスマートフォンで読まれる記事づくりも日常の仕事になっています。
入職に学歴や資格の条件はありませんが、幅広い知識、報道・評論のための思考力、記事を書く文章力が求められるため、大卒者がほとんどです。新卒の場合は新聞社の試験を受けて採用され、本社での研修の後、各部署に配属されます。全国紙では最初に地方の支局で多様な取材を経験するのが一般的です。力量が認められれば8〜10年で取材現場のリーダー役であるキャップとなり、さらに記者を指導するデスク、各部の部長、編集局長へと進む道があります。専門紙などで経験を積んでから中途で入社する人や、経験を生かしてフリーの記者、大学教員になる人もいます。何事にも興味を示す好奇心と、興味を持った事柄を自分で体験して考える探究心が、この仕事の土台です。
勤務地は取材エリアや販売エリアの規模によってさまざまで、全国紙、ブロック紙、地方紙の本社・支社・支局が拠点となります。全国紙では500〜1,000人以上の記者を抱えるところもあれば、数十人の記者で取材する小規模な地方紙もあります。労働時間は変則的で、夜間・早朝の取材や交替制の夜勤・宿直があり、大きな事件が起きれば徹夜や休日返上になることもあります。夜勤や所定時間外の労働が多いため、給与は所定外賃金の割合が高いのが特徴です。収入の目安として、賃金構造基本統計調査の分類「著述家,記者,編集者」の数値を見ると、平均年収換算673.1万円、平均年齢は41.5歳です。この数値は著述家や編集者も含む分類全体の平均であり、記者のみを切り出した値とは異なる点に留意してください。
働く場の例として株式会社朝日新聞社があります。同社の記者部門では、国内全都道府県と海外各地にある取材拠点を基盤に取材を行い、部署の垣根を越えたチームで調査報道やデータジャーナリズムにも取り組んでいます。一人ひとりの取材力と、組織としての取材網の両方が、記事の厚みを支えています。
よくある確認
新聞記者の年収はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で新聞記者に対応する分類「著述家,記者,編集者」の平均年収換算は673.1万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
新聞記者はどんな仕事ですか
様々なニュースを多くの人々に知らせるために、公正な立場で取材を進め、新聞に載せるための記事を書く。
新聞記者になるにはどうすればよいですか
入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、多領域にわたる幅広い知識、報道・評論するための思考力、記事を執筆するための文章力が必要とされるため大卒者がほとんどである。新規学卒の場合には卒業後、新聞社の試験を受け記者として採用される。
新聞記者に必要な資格はありますか
この職業の解説では、入職に必須の資格は示されていません。学歴や資格の要否は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。
新聞記者の平均年齢はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で新聞記者に対応する分類「著述家,記者,編集者」の平均年齢は41.5歳です。
示されている年収は中央値ですか
いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。
学びにつなぐ
同じ分野の職業ページ
出典
仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。