翻訳者の仕事内容・年収・なり方
出典確認日:2026-10-30/公開日:2026-10-30/分野:法務・経営・文化芸術
文学作品や学術書、ニュース、法律文書等の様々な文章について、外国語を日本語に、日本語を外国語に書き言葉で訳す。
年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「著述家,記者,編集者」による平均年収換算で673.1万円です。
収入データの読み方
- 平均年収換算
- 673.1万円
- 月の現金給与額
- 449.9千円
- 年間賞与・特別給与
- 1332.7千円
- 平均年齢
- 41.5歳
統計分類は「著述家,記者,編集者」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は43,770人です。
計算方法と統計の対象
計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。
対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。
税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。
雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。
資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。
仕事内容
文学作品や学術書、ニュース、法律文書、マニュアル等の様々な文章について、外国語を日本語に、日本語を外国語に書き言葉で訳す仕事である。
翻訳は大きく「出版翻訳」と「産業翻訳」に分けられる。
「出版翻訳」は、学術書や文芸・ノンフィクションなどの作品を翻訳することを言う。これには学問的な知識や文学的な才能も必要となる。
一方、「産業翻訳」は、海外とのビジネスで必要となる契約書やマニュアル(手引)などの書類の翻訳のことを言い、それぞれの分野に関する専門知識を持っていなければならない。翻訳業界全体では、「産業翻訳」の仕事が圧倒的に多くなっている。
一般向けの翻訳では、不特定多数の読者に対して、正確でわかりやすい言葉使いを心がけ、専門的な翻訳であれば、その分野で最も普遍的な用語を選んで訳す必要がある。特に、産業翻訳の場合は、最先端の技術を扱う分野での需要が大きいため、積極的に専門的知識を吸収し理解するための努力が欠かせない。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、翻訳支援ツール、翻訳ソフト、パソコン、辞書
就くには
入職にあたって、特に資格や免許は必要とされないが、翻訳学校や通信教育で語学の実力を高める必要がある。外国語の基礎ができていることを確認するために、各国語の検定資格(英検、仏検など)、英語の場合はTOEICのスコアなどの提出を求められる場合や、「JTA公認翻訳専門職資格」などの資格が求められることもある。
出版翻訳の場合は、出版社への持ち込みやコンテストへの応募、翻訳学校の紹介などで仕事を得る。産業翻訳の場合は、技術や実務に関する知識が必要なので、その多くは関連分野の実務経験者であり、翻訳会社のトライアルを受けて、その出来によって登録や仕事の発注が決まるのが一般的である。
最初は下訳や比較的易しい訳、あるいは納期の長い仕事を受注し、商品である訳文の正確さや、締切りを守れるかといったことが試される。実力が認められれば、安定して仕事を受けられるようになり、報酬の単価も上がる。
外国語能力はもちろんのこと、日本語で正しく表現する能力も必要不可欠である。また、語学力だけでなく、関係分野についての情報収集力も求められる。
労働条件の特徴
就業形態は、フリーとして個人で仕事を受ける、翻訳会社や出版社、商社などと契約して仕事を受ける、翻訳会社に社員として勤める、というパターンがあり、出版翻訳ではフリーの翻訳者が、産業翻訳では翻訳会社などとの契約で仕事をしている翻訳者が多い。
仕事は納期に間に合わせることが重要で、一般的に納期は出版翻訳の場合で数ヶ月くらいだが、産業翻訳の場合では数日か数週間単位であることが多い。産業翻訳の場合、金曜日に依頼を受けて月曜日に納品ということもある。
報酬は、400字詰の原稿用紙1枚あたりいくらという出来高制や書籍1冊あたり定価の何%といった印税制で支払われるケースが多い。
AIを活用した機械翻訳の精度が向上しており、プロの翻訳者でなくても翻訳処理を行うことが容易になってきている。また、機械翻訳の文章を読みやすい文章にするポストエディットという仕事も生まれている。ただし、機械翻訳では行間を読んで表現したり、専門性の高い分野の翻訳などには十分に対応できず、今後も翻訳者には一定の需要はあると見込まれる。
関連資格
- JTA公認翻訳専門職資格
資格の要否と取得経路は、「就くには」の記述と、資格制度の公式情報で確認してください。
企業例・働く場の例(公式確認済み)
次の組織は、公式ページで翻訳者に関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。
- 株式会社サン・フレア(翻訳者)
登録翻訳者として、Webサイトや企業ブログ、動画、SNS等の広報・マーケティング分野のコンテンツをはじめ、IR資料・統合報告書・プレスリリースなどの投資家向け資料、各種マニュアル、医療分野の文書(医師向け教科書等)など幅広い分野の翻訳を担当する。
公式ページ:翻訳会社 株式会社サン・フレア(パートナー募集ページ:インタビュー/お仕事紹介)(確認日 2026-10-30)
manapick編集部による確認のポイント
翻訳者は、文学作品や学術書、ニュース、法律文書、マニュアル等の様々な文章について、外国語を日本語に、日本語を外国語に、書き言葉で訳す仕事である。翻訳は大きく「出版翻訳」と「産業翻訳」に分けられる。出版翻訳は学術書や文芸・ノンフィクションなどの作品を訳すことで、学問的な知識や文学的な才能も必要となる。産業翻訳は、海外とのビジネスで必要となる契約書やマニュアル(手引)などの書類の翻訳のことで、それぞれの分野に関する専門知識を持っていなければならない。翻訳業界全体では、産業翻訳の仕事が圧倒的に多くなっている。一般向けの翻訳では、不特定多数の読者に対して正確でわかりやすい言葉使いを心がけ、専門的な翻訳であれば、その分野で最も普遍的な用語を選んで訳す必要がある。特に産業翻訳の場合は、最先端の技術を扱う分野での需要が大きいため、専門的知識を吸収し理解するための努力が欠かせない。作業には文書作成ソフトや翻訳支援ツール、辞書などを使う。
入職にあたって、特に資格や免許は必要とされないが、翻訳学校や通信教育で語学の実力を高める必要がある。外国語の基礎ができていることを確認するために、各国語の検定資格(英検、仏検など)、英語の場合はTOEICのスコアなどの提出を求められる場合や、「JTA公認翻訳専門職資格」などの資格が求められることもある。出版翻訳の場合は、出版社への持ち込みやコンテストへの応募、翻訳学校の紹介などで仕事を得る。産業翻訳の場合は、技術や実務に関する知識が必要なので、その多くは関連分野の実務経験者であり、翻訳会社のトライアルを受けて、その出来によって登録や仕事の発注が決まるのが一般的である。最初は下訳や比較的易しい訳、あるいは納期の長い仕事を受注し、訳文の正確さや締切りを守れるかが試され、実力が認められれば報酬の単価も上がる。外国語能力に加えて、日本語で正しく表現する能力と、関係分野の情報収集力も求められる。
就業形態は、フリーとして個人で仕事を受ける、翻訳会社や出版社、商社などと契約して仕事を受ける、翻訳会社に社員として勤める、というパターンがあり、出版翻訳ではフリーの翻訳者が、産業翻訳では翻訳会社などとの契約で仕事をしている翻訳者が多い。納期は出版翻訳の場合で数ヶ月くらいだが、産業翻訳の場合では数日か数週間単位であることが多く、金曜日に依頼を受けて月曜日に納品ということもある。報酬は、400字詰の原稿用紙1枚あたりいくらという出来高制や、書籍1冊あたり定価の何%といった印税制で支払われるケースが多い。AIによる機械翻訳の精度が向上し、訳文を読みやすく整えるポストエディットという仕事も生まれているが、行間を読む表現や専門性の高い分野には十分に対応できず、翻訳者には一定の需要があると見込まれる。
このページでは統計分類「著述家,記者,編集者」の年収換算平均673.1万円を示している。同じ分類の平均年齢は41.5歳である。働き方のイメージをつかむ手がかりとして、公式採用情報で確認できる例を挙げる。株式会社サン・フレアでは、登録翻訳者として、Webサイトや企業ブログ、動画、SNS等の広報・マーケティング分野のコンテンツをはじめ、IR資料・統合報告書・プレスリリースなどの投資家向け資料、各種マニュアル、医療分野の文書など幅広い分野の翻訳を担当する翻訳者を募集している。
よくある確認
翻訳者の年収はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で翻訳者に対応する分類「著述家,記者,編集者」の平均年収換算は673.1万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
翻訳者はどんな仕事ですか
文学作品や学術書、ニュース、法律文書等の様々な文章について、外国語を日本語に、日本語を外国語に書き言葉で訳す。
翻訳者になるにはどうすればよいですか
入職にあたって、特に資格や免許は必要とされないが、翻訳学校や通信教育で語学の実力を高める必要がある。外国語の基礎ができていることを確認するために、各国語の検定資格(英検、仏検など)、英語の場合はTOEICのスコアなどの提出を求められる場合や、「JTA公認翻訳専門職資格」などの資格が求められることもある。
翻訳者に必要な資格はありますか
関連資格として JTA公認翻訳専門職資格 が挙げられます。要否と取得経路は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。
翻訳者の平均年齢はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で翻訳者に対応する分類「著述家,記者,編集者」の平均年齢は41.5歳です。
示されている年収は中央値ですか
いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。
学びにつなぐ
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出典
仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。