歯科技工士の仕事内容・年収・なり方
出典確認日:2026-10-30/公開日:2026-10-30/分野:医療・看護・保健
歯科医師の指示にしたがって、人工的な歯を作ったり、修繕したりする。
年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「歯科技工士」による平均年収換算で458.6万円です。
収入データの読み方
- 平均年収換算
- 458.6万円
- 月の現金給与額
- 333.1千円
- 年間賞与・特別給与
- 589.1千円
- 平均年齢
- 41.6歳
統計分類は「歯科技工士」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は7,520人です。
計算方法と統計の対象
計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。
対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。
税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。
雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。
資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。
仕事内容
歯科医師の指示にしたがって、人工的な歯を作ったり、修繕したりする。
いったん歯が損なわれると、物を食べるのが不自由になったり、消化が悪くなるだけでなく、ときには容ぼうが変わったりするなど、心身の健康に関与している。歯は、乳歯の場合を除き、二度と生えかわることがないので、事故や歯科疾患によって歯を失った場合には、人工の歯を作ってそれを補い機能と審美を回復させることが必要になる。
歯科技工士が作る主なものには「クラウン」や「ブリッジ」、「総義歯」「局部義歯」、「インプラント」、「矯正装置」に加え「マウスガード」などがある。
仕事の中心になるのは、非常に精巧な手技工程であり、患者ごとに異なる歯の形や色を把握した上で、専用の道具を使った細かい指先による自然感と機能発揮の造作作業が求められる。近年は設計や加工の一部にCAD・CAMや3Dプリンターなども導入されている。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
パソコン、CAD、CAM、3Dプリンター
就くには
歯科技工士になるには歯科技工士国家試験に合格する必要がある。高校卒業後、2年制・3年制の専門学校や短大、4年制の大学などの歯科技工士教育機関に入学、2年以上学んで必要な知識と技能を習得することで歯科技工士国家試験の受験資格が得られる。また、教育機関には夜間部を併設している学校もある。
歯科技工士国家試験に合格すると、厚生労働大臣の指定する登録機関(一般財団法人歯科医療振興財団)に申請することで、歯科技工士名簿に登録、歯科技工士免許が交付される。
就職については、新規採用では学校への求人や関係団体の情報などによるものが多い。
歯科技工士は、細かい指先の作業をしなければならないので、精密かつ正確な技術と知識が求められるほか、コツコツと努力できる根気強さも要求される。優れた細工(入れ歯など)には美的センスも求められる。
資格を取った後も技術の習練が必要であり、一人前になるには数年程度の実務経験が必要と言われている。歯科医師との関係が密接であり、歯科診療所や歯科技工所で経験を積み、やがて独立して歯科技工所を開くこともできる。
労働条件の特徴
主な就業先は「歯科技工所」、「歯科診療所(歯科医院)」、「病院」、「歯科器材・材料関連企業」、「歯科技工士教育機関」である。また、資格・免許がなくても仕事ができるアメリカなど海外で活躍する歯科技工士もいる。
歯科技工士としての作業は個室で行い、座ったままでの作業がほとんどである。合金や合成樹脂を溶かしたりするので、若干の熱や臭いが出る。粉塵や騒音が発生するので、適切な排気やマスクを着用するなどの防護も必要である。
労働時間は就業先の規定にもよるが、注文の度合いや期限などによって左右されることになる。歯科技工所を経営している場合には、注文を期日どおりにこなすため、長時間に及ぶ場合もある。
関連資格
- 歯科技工士
資格の要否と取得経路は、「就くには」の記述と、資格制度の公式情報で確認してください。
企業例・働く場の例(公式確認済み)
次の組織は、公式ページで歯科技工士に関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。
- 横浜市立大学附属病院(歯科技工士)
患者の口腔顎顔面疾患の治療に用いる補綴物・充塡物・治療用装置・装具などを製作・加工・修理する。手術後の保護やリハビリテーションに関わる製作物の作製、外注製作技工に関する発注・納入・品質管理業務も行う。
公式ページ:歯科技工士・歯科衛生士 | 横浜市立大学附属病院(確認日 2026-10-29)
manapick編集部による確認のポイント
歯科技工士は、歯科医師の指示にしたがって人工の歯を作ったり、修繕したりする仕事です。歯が損なわれると、物を食べるのが不自由になったり消化が悪くなるだけでなく、容ぼうが変わるなど、心身の健康にも関わってきます。歯は乳歯の場合を除いて二度と生え替わることがないため、事故や歯科疾患で歯を失った場合には、人工の歯を作って噛む機能と見た目を回復させる必要があります。作るものは「クラウン」「ブリッジ」「総義歯」「局部義歯」「インプラント」「矯正装置」のほか「マウスガード」など多岐にわたります。仕事の中心は非常に精巧な手技工程で、患者ごとに異なる歯の形や色を把握したうえで、専用の道具を使い、指先の細かい作業で自然な感じと機能を備えたものを仕上げていきます。近年は、設計や加工の一部にCAD・CAMや3Dプリンターも導入されています。優れた細工には美的センスも求められます。就職については、新規採用では学校への求人や関係団体の情報などによるものが多いとされています。
歯科技工士になるには歯科技工士国家試験に合格する必要があります。高校卒業後、2年制・3年制の専門学校や短大、4年制の大学などの歯科技工士教育機関で2年以上学び、必要な知識と技能を習得すると受験資格が得られます。教育機関には夜間部を併設している学校もあります。合格後は、厚生労働大臣の指定する登録機関(一般財団法人歯科医療振興財団)に申請して歯科技工士名簿に登録され、歯科技工士免許が交付されます。主な就業先は歯科技工所、歯科診療所(歯科医院)、病院、歯科器材・材料関連企業、歯科技工士教育機関です。作業は個室で行い、座ったままの作業がほとんどです。合金や合成樹脂を溶かすため若干の熱や臭いが出て、粉塵や騒音も発生するので、排気やマスクなどの防護も必要です。労働時間は注文の量や期限に左右され、歯科技工所を経営する場合は納期を守るために長時間に及ぶこともあります。資格を取った後も技術の習練が必要で、一人前になるには数年程度の実務経験が必要と言われています。経験を積み、独立して歯科技工所を開く道もあります。
このページでは統計分類「歯科技工士」の年収換算平均は458.6万円です。調査対象の平均年齢は41.6歳です。実際の働く場の例として、公式採用情報で確認できる横浜市立大学附属病院では、歯科技工士が患者の口腔顎顔面疾患の治療に用いる補綴物・充塡物・治療用装置・装具などを製作・加工・修理し、手術後の保護やリハビリテーションに関わる製作物の作製、外注製作技工に関する発注・納入・品質管理も行うとされています。歯科技工所とは異なる、病院の中で働く形を知るためのイメージ材料として挙げています。
よくある確認
歯科技工士の年収はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で歯科技工士に対応する分類「歯科技工士」の平均年収換算は458.6万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
歯科技工士はどんな仕事ですか
歯科医師の指示にしたがって、人工的な歯を作ったり、修繕したりする。
歯科技工士になるにはどうすればよいですか
歯科技工士になるには歯科技工士国家試験に合格する必要がある。高校卒業後、2年制・3年制の専門学校や短大、4年制の大学などの歯科技工士教育機関に入学、2年以上学んで必要な知識と技能を習得することで歯科技工士国家試験の受験資格が得られる。また、教育機関には夜間部を併設している学校もある。
歯科技工士に必要な資格はありますか
関連資格として 歯科技工士 が挙げられます。要否と取得経路は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。
歯科技工士の平均年齢はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で歯科技工士に対応する分類「歯科技工士」の平均年齢は41.6歳です。
示されている年収は中央値ですか
いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。
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出典
仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。