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両立・制度

男性の育休取得率が50.9%に上昇。それでも「半分の父親が取得した」と単純に言えない理由

厚生労働省の令和7年度雇用均等基本調査では、男性の育児休業取得率が50.9%となり、前回調査から10.4ポイント上昇した。女性は88.3%だった。取得率の定義とあわせて、数字の意味を確かめる。

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内容を変えず、計測用URLだけを付けます。

目次を開く
  1. 01公表内容と対象範囲
  2. 02数字・事例を判断材料へ変える読み方
  3. 03この情報だけでは決められないこと
  4. 04次に確認する三つの行動
  5. 05自分の条件へ置き換える判断メモ
先に結論

この記事の答え

結論として、令和7年度調査で男性の育児休業取得率は50.9%となり、前回調査の40.5%から10.4ポイント上昇しました。女性は88.3%です。ただし、この取得率は「対象期間に出産があった人のうち、調査時点までに育児休業を開始した人の割合」であり、休業期間の長さを示すものではありません。数字の上昇と、取得の中身は分けて読む必要があります。

この記事の要点

  • 男性の育児休業取得率は50.9%で、前回調査(令和6年度40.5%)より10.4ポイント上昇
  • 女性の育児休業取得率は88.3%で、前回調査(同86.6%)より1.7ポイント上昇
  • 取得率は、令和7年10月1日までに育児休業(産後パパ育休を含む)を開始した人の割合で、期間の長さは含まない
数字で見る

育児休業取得率(令和7年度雇用均等基本調査)

女性(令和7年度)88.3%
女性(令和6年度)86.6%
男性(令和7年度)50.9%
男性(令和6年度)40.5%

取得率は、対象期間に出産があった人のうち、調査時点までに育児休業を開始した人の割合です。休業期間の長さは含みません。

SECTION 01

公表内容と対象範囲

厚生労働省は令和8年7月31日、「令和7年度雇用均等基本調査」の結果を公表しました。この調査は、男女の均等な取扱いや仕事と家庭の両立に関する雇用管理の実態を把握する目的で実施され、令和7年度は令和7年10月1日現在の状況について、全国の企業と事業所を対象に調査が行われました。

事業所調査の結果では、育児休業取得者の割合は女性が88.3%(令和6年度86.6%)、男性が50.9%(同40.5%)となりました。男性は前回調査から10.4ポイントの上昇です。なお、この割合は、令和5年10月1日から令和6年9月30日までの1年間に在職中に出産した女性(男性の場合は配偶者が出産した男性)のうち、令和7年10月1日までに育児休業を開始した人の割合です。

公表日の新しさだけで『最新』と判断せず、調査対象、基準時点、速報か確報か、集計単位を確認します。本記事は元資料を独自に要約し、数字や文言を別媒体から転載していません。確認日は編集部が一次資料とリンクを実際に見直した日であり、ビルド日には置き換えません。

SECTION 02

数字・事例を判断材料へ変える読み方

取得率の定義を正確に押さえることが大切です。分子には、育児休業を開始した人に加えて「育児休業の申出をしている者」も含まれ、産後パパ育休も含めて数えられています。また、対象は調査に回答した事業所の集計であり、すべての企業・労働者を直接数えたものではありません。調査対象や回答率とあわせて読む必要があります。

男性の取得率が大きく上昇した背景を、この数字だけで断定することはできません。ただし、取得率が40.5%から50.9%へと比較的大きく動いたことは、男性の育児休業が一部の職場の話ではなく、広く検討される段階に入りつつあることを示す材料にはなります。女性の88.3%とはまだ差がある点も含めて、全体像として読みましょう。

一つの指標は、労働市場や職場の一面だけを示します。前月比と前年同月比、全国と地域、平均と分布、求人側と働く側を分け、必要なら別の一次資料を組み合わせます。職業名だけで結論を作らず、実際の仕事内容、雇用形態、経験条件、勤務場所まで戻って確認するのがmanapick careerの読み方です。

SECTION 03

この情報だけでは決められないこと

取得率50.9%を「父親の半数が長期間の育休を取った」と読み替えることはできません。この調査の取得率は、開始したかどうかを数えたもので、取得期間の長短は問いません。数日程度の取得も、1年程度の取得も、同じ1人として数えられます。男性の育休の実態を知るには、取得期間に関する別の集計とあわせて見る必要があります。

逆に、「どうせ短期間の取得ばかりだ」と数字を割り引いてしまうのも早計です。今回確認した公表資料の範囲では、取得期間の内訳までは示されていません。期間に関する主張は、期間を集計した公式資料で確認してから判断するのが適切であり、取得率の数字だけで取得の中身を決めつけないことが重要です。

調査結果は、個人の適性、採用可能性、転職成功率、将来の賃金を保証しません。割合が高い項目を人気職業やおすすめ順位へ変換せず、少数派の回答を失敗とも扱いません。制度、求人条件、製品仕様は変わるため、応募、契約、受講、購入の直前には必ず公式情報を再確認してください。

SECTION 04

次に確認する三つの行動

出産を控えている方やパートナーと育休を検討している方は、まず勤務先の就業規則や育児休業規程で、申し出の期限や手続きを確認してください。取得率が上がっている今でも、実際の手続きや職場での調整は会社ごとに異なります。取得率の全国平均ではなく、自社の制度と実績を確認することが第一歩です。

人事・総務の担当の方は、自社の男性取得率が全国の50.9%と比べてどの水準にあるかを点検してみてください。あわせて、取得率だけでなく取得日数の分布も把握しておくと、「取り始めた人は増えたが期間は短い」といった自社の課題が見えやすくなります。数字は公表値と比較できる形で記録しておくと便利です。

最初に元資料の調査概要と注記を読み、次に自分が検討する職種・地域・働き方の条件へ絞り、最後に一つの小さな確認行動を決めます。不安を煽る期限、根拠のない希少性、連続閲覧を促す報酬は使いません。記事を閉じても、確認した出典と次の行動が手元に残ることを優先します。

SECTION 05

自分の条件へ置き換える判断メモ

男性の取得率50.9%は、対象期間に出産があった人のうち調査時点までに休業を開始した割合で、休んだ期間の長さは含まれていません。自分の職場に置き換えるときは、取得した人数だけでなく、実際にどれくらいの期間休んだ人が多いかまで分けて見ます。

次に、勤務先や応募先で男性の取得実績と取得期間の目安、復帰後の働き方を人事や面接の場で確かめます。全国の50.9%や女性の88.3%は背景として使い、期間と時期は育児休業給付の公式案内と家庭の事情に合わせて決めます。

執筆・確認情報

執筆
manapick career編集部
編集
manapick編集責任者
出典台帳の記録日
2026-10-29
確認方法
公的資料と一次情報を出典付きで整理。自動監視による資料の変化検知と、本文の正確性の確認は区別します

参照した公式情報

  • 厚生労働省確認日 2026-10-29/プレスリリースと結果概要を収録した公式PDF本文で確認。取得期間の内訳はこの資料の育児休業取得率の定義には含まれないため、記事では期間に関する断定を避けた。

誤りにお気づきの場合は訂正窓口へお知らせください。過去の資料に基づく記事は、その時点の記録として案内します。

この記事の内容確認日:2026-10-29