この記事の答え
2026年8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍で前月と同水準、新規求人倍率は2.06倍で前月より0.04ポイント低下、正社員有効求人倍率は1.00倍で前月と同水準でした。新規求人(原数値)は前年同月より3.4%減っています。これらはハローワークを通じた求人と求職の集計で、民間の転職サイトの求人や、個人の内定のしやすさを表すものではありません。
この記事の要点
- 有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍で前月と同水準
- 新規求人倍率は2.06倍で前月より0.04ポイント低下、正社員有効求人倍率は1.00倍
- 新規求人(原数値)は前年同月比3.4%減、宿泊業,飲食サービス業は11.1%減
都道府県別の有効求人倍率(2026年8月・就業地別)
全国の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍で、正社員有効求人倍率は1.00倍でした。
公表内容と 対象範囲
厚生労働省は2026年10月2日、一般職業紹介状況(令和8年8月分)を公表しました。公共職業安定所(ハローワーク)での求人、求職、就職の状況をまとめた毎月の統計です。8月の有効求人倍率(季節調整値)は1.18倍で前月と同水準、新規求人倍率(同)は2.06倍で前月より0.04ポイント低下しました。正社員有効求人倍率(同)は1.00倍で前月と同水準です。
有効求人(季節調整値)は前月比0.7%増、有効求職者(同)も0.7%増で、求人と求職者が同じ割合で増えたため倍率は変わりませんでした。
8月の新規求人(原数値)は、前年同月と比べて3.4%減りました。産業別では、製造業が3.9%増、情報通信業が3.3%増、サービス業(他に分類されないもの)が0.9%増と増えた一方、宿泊業,飲食サービス業が11.1%減、卸売業,小売業が10.2%減、生活関連サービス業,娯楽業が5.7%減などとなっています。同じ月の全国の集計でも、産業によって新規求人の動きは大きく異なります。
都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)は、仕事をする場所で数える就業地別で最高が福井県の1.72倍、最低が大阪府の0.95倍でした。求人を受け付けたハローワークの場所で数える受理地別では、最高が東京都の1.70倍、最低が神奈川県の0.83倍です。就業地別と受理地別では集計の基準が違うため、同じ都道府県でも数字が異なります。自分が働く予定の場所を基準にするなら、就業地別を見ます。
厚生労働省は注記で、正社員有効求人倍率は正社員の有効求人数を、パートタイムを除く常用の有効求職者数で割って計算していると説明しています。この求職者には派遣労働者や契約社員を希望する人も含まれるため、厳密な意味での正社員の求人倍率より低い値になるとされています。
また、2021年9月以降の数値には、ハローワークに来所せずオンラインで求職登録した人や、ハローワークインターネットサービスの求人に直接応募した就職件数なども含まれています。
career.manapick.appでは、この統計を職業の人気や将来性の順位として扱いません。ハローワークを通じた求人と求職の背景情報として確認し、実際の判断は職業ページの仕事内容、入口、必要なスキル、注意点と、実在する求人の条件へつなげます。数値は2026年10月26日に厚生労働省の公表資料で確認したもので、次の月の公表で更新されます。
公表日の新しさだけで『最新』と判断せず、調査対象、基準時点、速報か確報か、集計単位を確認します。本記事は元資料を独自に要約し、数字や文言を別媒体から転載していません。確認日は編集部が一次資料とリンクを実際に見直した日であり、ビルド日には置き換えません。
数字・事例を 判断材料へ 変える 読み方
有効求人倍率と新規求人倍率を分けて読みます。有効求人倍率は前月から引き継いだ求人・求職も含めた全体の比率、新規求人倍率はその月に新しく出た求人と新しく申し込んだ求職者の比率です。8月は有効求人倍率が横ばい、新規求人倍率がわずかに低下しました。二つの指標の向きが違う月は、どちらか一方だけで全体の流れを判断しないようにします。
倍率の変化は、分子と分母の両方から確認します。8月は有効求人と有効求職者がどちらも前月比0.7%増えたため、倍率は変わりませんでした。倍率が同じでも、求人も求職者も増えている月と、両方減っている月では状況が違います。倍率だけでなく、求人数と求職者数の増減も合わせて記録すると、数字の意味を取り違えにくくなります。
産業別の新規求人は原数値の前年同月比です。季節調整値である倍率とは比べる相手が違います。宿泊業,飲食サービス業の11.1%減と製造業の3.9%増を並べるときも、『前年の同じ月と比べた新しい求人の数』であることを書き添えます。関心のある産業は、数か月分の前年同月比を並べて、一時的な動きかどうかを確かめます。
都道府県の数字は、就業地別と受理地別のどちらかを決めてから見ます。本社のある都市のハローワークで受け付けた求人が、別の県で働く仕事であることもあるため、通勤先の条件で比べるなら就業地別が基本です。地域の倍率が高くても、職種や必要な経験によって応募の状況は変わるため、実際の求人票で条件を確認します。
この統計はハローワークを通じた求人と求職の集計です。民間の転職サイトや紹介会社だけで募集している求人、在職しながら転職活動をしている人の多くは含まれません。転職を考えるときは、ハローワークの統計、民間の求人情報、職業情報の三つを別々の資料として扱い、同じ数字のように混ぜないことが大切です。
一つの指標は、労働市場や職場の一面だけを示します。前月比と前年同月比、全国と地域、平均と分布、求人側と働く側を分け、必要なら別の一次資料を組み合わせます。職業名だけで結論を作らず、実際の仕事内容、雇用形態、経験条件、勤務場所まで戻って確認するのがmanapick careerの読み方です。
この 情報だけでは 決められない こと
有効求人倍率1.18倍から、求職者一人に1.18件の仕事が必ずある、誰でも就職できる、と結論することはできません。倍率は全国のハローワークの求人と求職の比率で、職種、地域、経験、勤務条件が合うかどうかは含まれていません。個人の見通しは、応募先の条件を確認しなければ分かりません。
正社員有効求人倍率が1.00倍であることから、正社員の求人と希望者がちょうど釣り合っているとも言えません。厚生労働省自身が、求職者側に派遣や契約社員を希望する人も含まれるため、厳密な正社員の倍率より低い値になると説明しています。計算の方法を確かめずに、正社員になりやすさの目安として使わないようにします。
宿泊業,飲食サービス業の新規求人が11.1%減ったことから、その業界の仕事がなくなった、応募しても採用されない、と読むことはできません。前年の同じ月と比べた新しい求人の数の変化で、すでに出ている求人や民間の求人は別に存在します。業界の判断は、複数月の推移と具体的な求人で確かめます。
福井県の就業地別倍率が1.72倍で最も高いことから、その県へ移れば仕事が見つかりやすいとは言えません。地域の倍率は職種の構成や求職者の数によって変わり、生活費や通勤、家族の事情など個人の条件は統計に含まれていません。移住や転居の判断を、一つの倍率だけで決めないようにします。
この記事の数値は令和8年8月分の公表値です。季節調整値は季節指数の見直しで過去分が改定されることがあり、厚生労働省は令和7年12月以前の数値を令和8年1月分の公表時に改定したと注記しています。数字を使うときは、公表日と対象月を一緒に記録してください。
調査結果は、個人の適性、採用可能性、転職成功率、将来の賃金を保証しません。割合が高い項目を人気職業やおすすめ順位へ変換せず、少数派の回答を失敗とも扱いません。制度、求人条件、製品仕様は変わるため、応募、契約、受講、購入の直前には必ず公式情報を再確認してください。
次に 確認する 三つの 行動
厚生労働省の令和8年8月分の公表資料を開き、有効求人倍率、新規求人倍率、正社員有効求人倍率、有効求人数と有効求職者数の前月比を一つの表に書き出します。倍率と人数の列を分け、季節調整値か原数値かも書き添えます。
関心のある産業を一つ選び、新規求人(原数値)の前年同月比を、公表資料の産業別の表で数か月分確かめます。増加や減少が続いているかを見て、業界の大きな流れのメモとして残します。
住んでいる、または働きたい都道府県の就業地別の有効求人倍率を確認し、同時に実在する求人を三件読みます。統計の倍率と、求人票に書かれた仕事内容、勤務時間、経験要件を並べ、統計だけでは分からない条件を三つ以上書き出します。
職業ページで候補の仕事を一つ選び、仕事内容のうち今週試せる作業を一つ決めます。その作業に役立つものを、manapickの動画、manapick AIのツール、manapick licenseの資格から一つだけ選び、三日間だけ使ってみて、続けるかどうかを決めます。
9月分の一般職業紹介状況が公表されたら、表に一行足して、有効求人倍率と新規求人倍率の向きがそろったか、ずれたままかを確認します。あわせて、自分で集めた求人の条件メモが何件増えたかも数え、統計よりも手元の情報の量で準備の進み具合を確かめます。
最初に元資料の調査概要と注記を読み、次に自分が検討する職種・地域・働き方の条件へ絞り、最後に一つの小さな確認行動を決めます。不安を煽る期限、根拠のない希少性、連続閲覧を促す報酬は使いません。記事を閉じても、確認した出典と次の行動が手元に残ることを優先します。
自分の 条件へ 置き換える 判断メモ
全国の有効求人倍率1.18倍は、自分の応募に置き換えるとき就業地別の数字に替えて読みます。働く場所で数えた倍率には都道府県で差があり、2026年8月は福井県の1.72倍から大阪府の0.95倍まで開きました。関心のある産業も、新規求人の前年同月比が製造業で3.9%増、宿泊業,飲食サービス業で11.1%減と向きが分かれています。
次に、ハローワークの求人検索で自分の職種と勤務地を指定し、実際の求人票で雇用期間や必要な経験を確かめます。正社員を狙う場合は正社員有効求人倍率1.00倍を背景に、求人ごとの条件差を見ることが判断の中心になります。
執筆・確認情報
- 執筆
- manapick career編集部
- 編集
- manapick編集責任者
- 出典台帳の記録日
- 2026-10-26
- 確認方法
- 公的資料と一次情報を出典付きで整理。自動監視による資料の変化検知と、本文の正確性の確認は区別します
参照した公式情報
- 厚生労働省確認日 2026-10-26/一般職業紹介状況(令和8年8月分、2026年10月2日公表)の本文と報道資料PDFで確認。ハローワーク経由の集計であり、個人の採用見通しへ置き換えない。
誤りにお気づきの場合は訂正窓口へお知らせください。過去の資料に基づく記事は、その時点の記録として案内します。
この記事の内容確認日:2026-10-26