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雇用・労働

外国人労働者257万人・過去最多でも「伸びは鈍化」とはどういうこと? 届出状況を読む

厚生労働省が公表した令和7年10月末時点の外国人雇用状況では、外国人労働者数は約257万人で過去最多。一方で増加率は前年より低下した。内訳と読み方の注意点を整理する。

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内容を変えず、計測用URLだけを付けます。

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  1. 01公表内容と対象範囲
  2. 02数字・事例を判断材料へ変える読み方
  3. 03この情報だけでは決められないこと
  4. 04次に確認する三つの行動
  5. 05自分の条件へ置き換える判断メモ
先に結論

この記事の答え

結論として、日本で働く外国人は人数・事業所数ともに過去最多を更新しましたが、増え方のペースには変化も見えます。厚生労働省が2026年1月30日に公表した届出状況(令和7年10月末時点)では、外国人労働者数は2,571,037人で前年比11.7%増と、増加率は前年の12.4%から0.7ポイント低下しました。一方、外国人を雇用する事業所数は371,215所で同8.5%増、増加率は前年より上昇しています。なお、これは事業主からの届出を集計した統計であり、対象外の人もいる点に注意が必要です。

この記事の要点

  • 外国人労働者数は2,571,037人(前年比+268,450人)で届出義務化以降の過去最多
  • 在留資格別では専門的・技術的分野が最多の865,588人(全体の33.7%、前年比+20.4%)
  • 雇用する事業所は371,215所で過去最多。30人未満の事業所が事業所数全体の63.1%を占める
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国籍別の外国人労働者数(令和7年10月末時点)

ベトナム605,906人
中国431,949人
フィリピン260,869人

割合では、ベトナムが全体の23.6%、中国が16.8%、フィリピンが10.1%です。

SECTION 01

公表内容と対象範囲

厚生労働省は2026年1月30日、「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和7年10月末時点)を公表しました。外国人労働者数は2,571,037人で、前年より268,450人増え、届出が義務化された平成19年以降で過去最多となりました。外国人を雇用する事業所数も371,215所(前年比29,128所増)で過去最多です。

国籍別ではベトナムが605,906人(全体の23.6%)で最も多く、中国431,949人(16.8%)、フィリピン260,869人(10.1%)と続きます。

在留資格別では、「専門的・技術的分野の在留資格」が865,588人(全体の33.7%、前年比20.4%増)で最も多く、その内数として技術・人文知識・国際業務が468,068人、特定技能が286,225人でした。次いで身分に基づく在留資格が645,590人(25.1%)、技能実習が499,394人(19.4%)です。産業別では製造業で働く人が全体の24.7%を占め、最も多くなっています。

公表日の新しさだけで『最新』と判断せず、調査対象、基準時点、速報か確報か、集計単位を確認します。本記事は元資料を独自に要約し、数字や文言を別媒体から転載していません。確認日は編集部が一次資料とリンクを実際に見直した日であり、ビルド日には置き換えません。

SECTION 02

数字・事例を判断材料へ変える読み方

この統計は、事業主が外国人の雇入れ・離職時にハローワークへ届け出た内容を集計したものです。対象は事業主に雇用される外国人労働者で、特別永住者や在留資格「外交」「公用」の人は除かれます。したがって2,571,037人という数字は「届出で把握された、雇用されている外国人」の数であり、日本に住む外国人の総数や、働いている外国人の完全な総数とは一致しません。

増減の読み方にも注意が要ります。労働者数の増加率11.7%は前年の12.4%より低下しましたが、増加した人数そのものは268,450人と大きな規模です。逆に事業所数の増加率は8.5%と前年の7.3%から上昇しました。「鈍化」と「拡大」が同時に起きているため、率と実数の両方を見て判断することが大切です。国籍別ではミャンマー(前年比42.5%増)やインドネシア(同34.6%増)の伸びが目立ちます。

一つの指標は、労働市場や職場の一面だけを示します。前月比と前年同月比、全国と地域、平均と分布、求人側と働く側を分け、必要なら別の一次資料を組み合わせます。職業名だけで結論を作らず、実際の仕事内容、雇用形態、経験条件、勤務場所まで戻って確認するのがmanapick careerの読み方です。

SECTION 03

この情報だけでは決められないこと

「外国人労働者が増えた=どの職種でも人手不足が解消に向かう」とは言えません。在留資格ごとに就くことのできる仕事の範囲は決まっており、専門的・技術的分野、技能実習、資格外活動(留学中のアルバイトなど)では活動内容が異なります。職種や産業ごとの状況は、産業別・在留資格別の内訳まで見なければ判断できません。

また、この数字だけで「外国人が日本人の雇用を奪っている/奪っていない」といった結論を出すこともできません。本統計は届出時点の人数の集計で、賃金や雇用形態、日本人労働者との関係までは示していないからです。労働市場への影響を論じるには、別の統計や調査と組み合わせる必要があります。本記事では届出状況が示す範囲に限って数字を扱います。

調査結果は、個人の適性、採用可能性、転職成功率、将来の賃金を保証しません。割合が高い項目を人気職業やおすすめ順位へ変換せず、少数派の回答を失敗とも扱いません。制度、求人条件、製品仕様は変わるため、応募、契約、受講、購入の直前には必ず公式情報を再確認してください。

SECTION 04

次に確認する三つの行動

外国人を雇用している、または雇用を検討している事業者は、届出がすべての事業主に義務付けられていることを再確認してください。雇入れ・離職時の届出に加え、在留資格ごとに認められる活動範囲が異なるため、採用前に資格の確認が必要です。雇用する事業所の63.1%は従業員30人未満の小規模事業所であり、規模の小さい職場でも手続きは同じように求められます。

外国人労働者と一緒に働く人や、外国人の就労支援に関わる人は、国籍や在留資格の構成が変化している点を知っておくと役立ちます。ベトナムが全体の約4分の1を占める一方、ミャンマーやインドネシアの増加率が高くなっています。職場の言語支援や生活支援を考える際は、自分の職場や地域の実態を、都道府県別の公表値(東京都が652,251人で全体の25.4%など)と照らして確認してください。

最初に元資料の調査概要と注記を読み、次に自分が検討する職種・地域・働き方の条件へ絞り、最後に一つの小さな確認行動を決めます。不安を煽る期限、根拠のない希少性、連続閲覧を促す報酬は使いません。記事を閉じても、確認した出典と次の行動が手元に残ることを優先します。

SECTION 05

自分の条件へ置き換える判断メモ

外国人労働者2,571,037人は過去最多ですが、増加率は11.7%と前年の12.4%から下がっています。率だけ見ると鈍化、増えた人数268,450人を見ると拡大と、読みが分かれる数字です。自分の関心のある産業では、製造業が全体の24.7%を占めるように、分野ごとの偏りもあわせて見ます。

次に、語学や専門性を生かす仕事を探す場合は、在留資格別の内訳で技術・人文知識・国際業務が468,068人と多いことを出発点に、実際の求人情報で担当業務と必要な日本語レベルを確かめます。

執筆・確認情報

執筆
manapick career編集部
編集
manapick編集責任者
出典台帳の記録日
2026-10-29
確認方法
公的資料と一次情報を出典付きで整理。自動監視による資料の変化検知と、本文の正確性の確認は区別します

参照した公式情報

  • 厚生労働省確認日 2026-10-29/主要数値は報道発表ページと別添1(概要版PDF)で確認。技術・人文知識・国際業務および特定技能の人数は別添3で確認。

誤りにお気づきの場合は訂正窓口へお知らせください。過去の資料に基づく記事は、その時点の記録として案内します。

この記事の内容確認日:2026-10-29