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自動車組立の仕事内容・年収・なり方

出典確認日:2026-10-30/公開日:2026-10-30/分野:製造・修理・製図/別名:自動車車体組立工、自動車ぎ装(艤装)組立工、自動車部品組立工、トラック組立工、バス組立工

自動車のボディ(車体)にドアやエンジンなどを組み付けて、完成車を組み立てる。

年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「自動車組立従事者」による平均年収換算で591.7万円です。

収入データの読み方

平均年収換算
591.7万円
月の現金給与額
395.6千円
年間賞与・特別給与
1170.2千円
平均年齢
41歳

統計分類は「自動車組立従事者」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は307,650人です。

計算方法と統計の対象

計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。

対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。

2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。

税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。

雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。

資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。

仕事内容

自動車のボディ(車体)にドアやエンジンなどを組み付けて、完成車を組み立てる。

自動車の製造過程は、企画、デザイン、設計などの開発、生産性の検討、工程計画、設備調達などの生産準備、そして生産の3工程に分けられる。このうち生産工程は、鉄板を型に合わせてプレスし、部品(パネル)を作るプレス工程、パネルを溶接ロボットでつないでボディの骨格を組み立てる溶接工程、ボディにさび止め処理と塗装を行う塗装工程、エンジン製造工程、組立工程、検査工程に分けられるが、自動車組立の仕事は組立工程を担っている。

自動車は、ネジなども含めると約4,000種類、個数にして約3万個の部品で構成されているが、この組立工程ですべての部品が取り付けられることになる。なかでもメインとなる部品がエアコンなどの操作スイッチや計器が並んだインストルメントパネル、車体前後のガラス、バンパー、シャーシ、エンジン、シート、タイヤ、ドアである。このうちシャーシにはサスペンションやトランスミッション、ステアリングギアなど足回り部品を事前に組み込んでおいたものをエンジンとともに、電動リフターで持ち上げた車体(ボディとも言い、自動車の胴体部分)の下から取り付ける。シートはロボットアームを使って車体に設置し、タイヤは4体のロボットを使ってはめ込み、ネジで締める。ドアは可動式の機械に固定してネジで留める。すべての部品の取り付けが終わったら、ガソリンを少量入れて、作業員が運転して検査工程へ送る。

これらの部品の取り付け作業は、通常、いくつかの部品の組み付けを数人で分担する分業体制をとって、コンベアを組み合わせたラインで流れ作業の形態で行われる。ラインを流れてくる車両や機能ユニットに部品を組み合わせ、ボルト、ナットで締め付けて車両やユニットなどを完成させる。ライン上の作業は細かく分けられているので、1人が担当する作業は作業内容によって異なるが1分から10分程度で終了する。いずれにしても、決められた手順に従って仕事を進めていけば、一定時間内に正確に組立が完了するように作業が組まれている。

自動車組立の場合、同一ラインで生産する同一車型(同車種)の車でも、出荷先、塗色、グレードなどによってそれぞれ仕様が異なるため、各作業者は指示書に基づき、誤りなく部品を組み付けていく必要がある。また、こうして組付けがすべて終了した車両は完成検査工程に回され、その主要な性能、機能が基準を満たしているかどうかをチェックし、必要があれば調整する。

自動車の生産は自動車のパーツごとにいくつかの工程に分かれており、その工程によっては一人で組付けを担当することもあれば、数名から10数名のチームで組付けを行うこともある。

最近では、コンベア上を次から次へと移動してくる車体に組立担当が同じ作業を繰り返す方式ではなく、組立工が車体を積載した搬送ユニットに乗り込んで、複数部品の組み付けを行う「セル生産方式」を採用している例もある。

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。

入職後は、基本的な研修を受け、その後は実際に作業をしながら技能・技術を習得していくのが一般的である。最近は、組付部品の指示にはコンピューターが用いられ、組み付ける際の位置もセンサーで正確に計算するので勘や経験に頼ることは少ない。未経験者でも研修を受ければ作業に入ることができることが多い。あとは先輩の指導を受けながら経験を積んで熟練度を上げていくことになる。経験を積むと、班長、ライン長などの管理・監督職に昇進していく。キャリアパスとしては、上記のように部門内でキャリアアップしていくほかに、社内の認定基準を満たして完成車両検査員になるなど、他部門へ異動するケースもある。

長時間の立ち仕事が多いので、一定の体力が必要である。同じ作業を繰り返し行う仕事なので、持続力や注意力も求められる。

ベテランになるに従って、単一作業にとどまらない複数の作業を習得し、さらに工場生産についての全体の仕組みと自動車の構造を熟知した上で生産方法の改善を考える力や、後輩を指導しチームとしての成果を上げる力が求められるようになる。

労働条件の特徴

勤務先は自動車メーカーであり、職場は完成車を製造する工場である。就業する地域は自動車メーカーが集中する関東、中部、中国、九州地域のほか、関連工場が所在する東北や関西などとなっている。

雇用形態としては、正社員のほかに、有期契約の期間工がある。会社によっては期間工から正社員へのルートを設けているところもある。労働者派遣による就業形態も一定程度ある。

賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。勤務形態は、昼勤と夜勤を2交替勤務が多い。休日は週休二日制であるが、生産量の関係で、残業や休日出勤を行うこともある。

労働環境は屋内作業で、ロボットなど自動化装置の導入により、体力など労働の負荷は次第に軽減されている。セル生産方式の採用により、作業員の疲労度の軽減や部品のラインへの搬入作業の削減により作業効率の向上を実現している。

ロボット化など効率的な生産方式の採用も進行中で、AIの活用などによる革新も期待される中、将来的には自動車組立の仕事の内容が変わる可能性がある。

企業例・働く場の例(公式確認済み)

次の組織は、公式ページで自動車組立に関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。

manapick編集部による確認のポイント

自動車組立は、自動車のボディ(車体)にドアやエンジンなどを組み付けて、完成車を組み立てる仕事です。自動車の製造過程は開発、生産準備、生産の3工程に分けられ、生産工程はプレス、溶接、塗装、エンジン製造、組立、検査の各工程に分けられますが、自動車組立はこのうち組立工程を担っています。自動車はネジなども含めると約4,000種類、個数にして約3万個の部品で構成されており、組立工程ですべての部品が取り付けられます。主な部品は、インストルメントパネル、車体前後のガラス、バンパー、シャーシ、エンジン、シート、タイヤ、ドアです。作業は通常、いくつかの部品の組み付けを数人で分担する分業体制をとり、コンベアを組み合わせたラインで流れ作業の形態で行われます。1人が担当する作業は1分から10分程度で終了するよう組まれており、同一ラインの同じ車種でも出荷先、塗色、グレードで仕様が異なるため、指示書に基づき誤りなく組み付ける必要があります。最近では、組立工が搬送ユニットに乗り込んで複数部品の組み付けを行うセル生産方式を採用する例もあります。

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされません。入職後は基本的な研修を受け、その後は実際に作業をしながら技能・技術を習得していくのが一般的です。組付部品の指示にコンピューターが用いられ、組み付ける位置もセンサーで計算されるため、未経験者でも研修を受ければ作業に入れることが多いとされています。経験を積むと班長、ライン長などの管理・監督職に昇進するほか、社内の認定基準を満たして完成車両検査員になるなど他部門へ異動するケースもあります。働く条件としては、勤務先は自動車メーカーの完成車工場で、雇用形態には正社員のほか有期契約の期間工があり、期間工から正社員へのルートを設けている会社もあり、労働者派遣による就業形態も一定程度あります。賃金、労働時間などの労働条件は勤務先の規定によります。勤務形態は昼勤と夜勤の2交替勤務が多く、休日は週休二日制ですが、生産量の関係で残業や休日出勤を行うこともあります。長時間の立ち仕事が多いため一定の体力が必要で、同じ作業を繰り返すため持続力や注意力も求められます。

公的統計の分類「自動車組立従事者」では、月額の現金給与額と年間の賞与その他特別給与額から換算した年収の平均が591.7万円、平均年齢が41歳となっています。実際の働く場のイメージとして、公式採用情報で確認できる例に、トヨタ自動車株式会社があります。同社の期間従業員募集では、自動車製造の各工程で1台のクルマを作り上げる仕事として紹介され、組立工程では車種や仕様に合わせ、3,000点以上に及ぶ部品を60秒前後の速さで車両に組み付けるとされています。自動車組立は、ラインの流れの中で決められた手順を正確に繰り返すことが求められる一方、生産方式の革新によって将来的に仕事の内容が変わる可能性もある仕事であり、2交替勤務や雇用形態の条件を確認することが要点になります。

よくある確認

自動車組立の年収はどのくらいですか

2025年賃金構造基本統計調査で自動車組立に対応する分類「自動車組立従事者」の平均年収換算は591.7万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。

自動車組立はどんな仕事ですか

自動車のボディ(車体)にドアやエンジンなどを組み付けて、完成車を組み立てる。

自動車組立になるにはどうすればよいですか

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。

自動車組立に必要な資格はありますか

この職業の解説では、入職に必須の資格は示されていません。学歴や資格の要否は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。

自動車組立の平均年齢はどのくらいですか

2025年賃金構造基本統計調査で自動車組立に対応する分類「自動車組立従事者」の平均年齢は41歳です。

示されている年収は中央値ですか

いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。

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出典

仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。