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トラックドライバーの仕事内容・年収・なり方

出典確認日:2026-10-30/公開日:2026-10-30/分野:配送・輸送・機械運転/別名:大型トラック運転手、小型トラック運転手、中型トラック運転手、トラック運転手(冷蔵・冷凍車)

トラックなどの貨物自動車を運転して貨物を輸送する。

年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「営業用大型貨物自動車運転者」による平均年収換算で507.2万円です。

収入データの読み方

平均年収換算
507.2万円
月の現金給与額
386.9千円
年間賞与・特別給与
429.6千円
平均年齢
51.5歳

統計分類は「営業用大型貨物自動車運転者」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は471,570人です。

計算方法と統計の対象

計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。

対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。

2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。

税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。

雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。

資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。

仕事内容

トラックやトレーラーなどの貨物自動車を運転して貨物を輸送する。

仕事内容は、貨物の種類、トラックの形状、輸送距離などにより違いがある。例えば、小型トラックはコンビニ配送や宅配便など近距離向け、大型トラックは都市間など長距離、大量輸送向けである。その他、タンクローリー、ミキサー車のような特殊なトラック、海外から輸入されたコンテナや特大貨物を輸送するトレーラーなど特別な用途のものがある。トラック輸送には、自社の貨物を輸送する自家用トラック(白地のナンバープレート)と、他社の貨物を有償で輸送する営業用トラック(緑地のナンバープレート)の2種類がある。

国内の貨物総輸送量のうち、トラックの占める割合はトンベースで9割、トンキロベース(トン数に輸送距離を乗じて仕事量を表す単位)で6割を占める。また、伸長が著しいインターネット通販の市場では、翌日配達、細かな時間指定や温度管理等のサービスの高度化が消費者や荷主の支持を得ており、これを支えているのは小型トラック等による宅配便の輸送である。

運送会社で働くドライバーは、乗務前にトラック、トレーラーなどの車両点検を行う。運行管理者による点呼場面において、血圧などの健康面の確認や、検知器によるアルコールチェックを受ける。また、運行に関する連絡事項や記録は、ドライバー各自が携行するタブレットやスマートフォンなどが使用されることが多い。

そして、実際に車両に乗り込み、安全に運転する。運行記録に関しては、デジタルタコグラフ(デジタコ)、ドライブレコーダー、GPSによることが一般的である。デジタコは走行速度・時間・距離等がデジタルで記録され、会社側として運行状況を把握できることから、適正な労務管理にも有効である。ドライバーにとっても、安全運転の意識向上、省エネ運転、日報作成の事務負担の軽減といった利点がある。

指定の時間に依頼主の出荷場所へ行き、伝票内容と荷物の内容物や数量が合っているか確認して車両に積み込む。目的地まで運び、指定された場所で荷下ろしをして、着荷主から受領の確認を受ける。荷下ろしを終えると、帰社し、運行の状況や健康状態を報告する。

業界全体として働き方改革の取組みが進んでいる。労働基準法や改善基準告示(自動車運転者の労働時間等の改善のための基準)の改正により、令和6年4月から時間外労働の上限規制が適用されるとともに、拘束時間等の基準が改められたことにより、長時間労働の改善が図られている。また、荷待ち時間や手荷役(てにやく:人の手で荷積み、荷下ろしをする。)、荷役作業時間の削減に取り組む荷主が増えるなど、荷主側の意識や行動にも変化がみられ、ドライバーの労働時間や日々の業務負担の軽減につながっている。

また、業界横断的に、中継輸送、フェリーや高速道路の積極利用による長距離輸送時のドライバーの負担軽減の取組みが進んでいる。業界全体として、運転しやすいAT車の導入など、女性や若年者の就業を意識した取組みもなされている。作業の現場では、荷役作業がしやすい荷姿(大きさが統一規格化されたパレット、ロールボックスパレット(かご台車)の使用)などの工夫がなされている。

<就業希望者へのメッセージ>

働き方改革、待遇改善のほか、安全対策、環境対策、DX対策、適正取引対策などを進め、若年者や女性が就職しやすい、さらに就職後も長く働ける職場環境を目指しています。(業界団体)

トラック輸送は我が国の経済活動と国民生活を支えるライフライン。そのライフラインを支えるトラックドライバーはエッセンシャルワーカーとして毎日、全国各地で活躍しています。(業界団体)

◇よく使う道具、機材、情報技術等

トラック(小型、中型、大型)、トレーラー、デジタルタコグラフ(デジタコ)、ドライブレコーダー、業務連絡用タブレット、アルコール検知器、血圧計、点検ハンマー

就くには

入職にあたって、特に学歴は問われないが、第一種運転免許を取得する必要がある。普通免許のほか、車両重量・積載量に応じて、準中型、中型あるいは大型自動車運転免許が必要になる。若年運転者の就業を促すため、一定時間の特例教習を修了することで19歳から大型免許を取得できるようになっている。

トレーラーなどを運転するにはけん引免許、危険物を輸送する場合は危険物取扱者の資格、高圧ガスを輸送する場合は高圧ガス移動監視者の資格を取得する必要がある。また、荷物の積み卸しが多い業務では、フォークリフト運転の資格を取得すると仕事の幅が広がる。

経験者による即戦力として、中途採用で入職するケースが多い。ハローワークや求人広告、同業ドライバー同士の紹介などを通じて入職することが一般的である。近年は、労働条件や待遇面の改善により女性や若年者の入職が増えてきている。入職後の約1?3カ月は試用期間であり、実地で訓練を受ける。初任運転者に対しては国土交通省告示(指導監督指針)により、実際にトラックに同乗しての指導と、積荷の搭載方法や日常点検の方法、トラックの構造の特性などの座学の研修が義務付けられている。職場の各管理者、作業指揮者などから実務知識、作業技術などを学んだ後、運転業務に従事する。

最近の動きとして、人材確保の観点から、免許取得を積極的に支援する企業が増えている。採用時に免許を持っていなくても、入社後に準中型、中型、大型免許を取得することで活躍できる。

運転業務の経験を積んだ後、運行管理者(国家資格)の資格を取得してドライバーを管理する配車担当となる場合や、その後、管理者から所長等管理職となることもある。

長距離の運転や深夜時間帯の運転の場合もあり、健康管理が大切となる。現在は、ドライバーの過重な労働時間や拘束時間の改善、労働負担の軽減が着実に進んでおり、安全意識の高さや法令遵守の姿勢がドライバーの資質として求められるようになっている。

労働条件の特徴

給料はほとんどの会社が月給制となっている。基本給以外の運行手当等の歩合給、時間外手当などの変動給の占める割合が比較的大きいが、業界全体の動きとして、長時間労働に頼らなくてもよい待遇改善・環境整備に向けて取組みが続けられている。週休2日制を導入している企業が多いが、輸送の形態によっては深夜運行の場合もある。

トラック運送事業を含む自動車輸送業界で働く人は50歳代が31.3%、60歳代以上が19.7%で、高齢化が進んでいる。また、女性ドライバーの割合は徐々に増えており4.7%となっている(*)。

女性が働きやすいよう、子育てと両立しやすい運行計画の設定、女性用休憩室やトイレの設置、また、土日の週休2日制を好む若年者に合わせて運行計画を設定したり、前述のように免許取得の支援等、社内の環境整備に積極的な企業が増えている。その他、業界団体としても、高校への出前授業や、インターンシップ等により若年者にトラック輸送の役割や重要性の理解促進に積極的に取り組んでいる。

物流業界が抱えるドライバー不足という深刻な課題に対して、官民を挙げて、労働時間等の労働条件の改善・向上、物流の適正化・効率化、トラック輸送の生産性向上に取り組んでいる。物流の現場では、例えば、荷待ち、荷役作業時間が減るような取引環境の適正化(運送契約の適正化、作業員の体制整備など)が図られ、ドライバーの過重な労働時間や拘束時間の改善、労働負担の軽減が着実に進んでいる。

トラック輸送は国内貨物輸送の主力であり、物流面で社会を支えるその役割の重要性は今後も変わることがないと考えられる。

(*)公益社団法人全日本トラック協会【日本のトラック輸送産業 現状と課題2025】

1トラック輸送産業の概況 「少子・高齢化の進展と若年労働力不足」から

関連資格

  • 毒物劇物取扱責任者
  • 運行管理者(貨物)
  • 大型自動車免許
  • 牽引免許
  • フォークリフト運転技能者
  • 中型自動車免許
  • 準中型自動車免許
  • 危険物取扱者(甲種)
  • 危険物取扱者(乙種)
  • 危険物取扱者(丙種)
  • 高圧ガス移動監視者

資格の要否と取得経路は、「就くには」の記述と、資格制度の公式情報で確認してください。

企業例・働く場の例(公式確認済み)

次の組織は、公式ページでトラックドライバーに関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。

manapick編集部による確認のポイント

トラックドライバーは、トラックやトレーラーなどの貨物自動車を運転して貨物を輸送する仕事です。仕事内容は貨物の種類、トラックの形状、輸送距離などにより違いがあり、小型トラックはコンビニ配送や宅配便など近距離向け、大型トラックは都市間など長距離・大量輸送向けとされ、そのほかタンクローリー、ミキサー車のような特殊なトラックや、コンテナなどを輸送するトレーラーもあります。トラック輸送には、自社の貨物を輸送する自家用トラックと、他社の貨物を有償で輸送する営業用トラックの2種類があります。国内貨物輸送でトラックの占める割合は、トンベースで9割、トンキロベースで6割とされています。運送会社で働くドライバーは、乗務前に車両点検を行い、運行管理者による点呼で血圧などの健康確認やアルコールチェックを受けます。指定の時間に出荷場所へ行き、伝票内容と荷物の内容物や数量を確認して積み込み、目的地で荷下ろしをして受領の確認を受け、帰社後に運行の状況や健康状態を報告します。運行記録にはデジタルタコグラフやドライブレコーダー、GPSが用いられます。

入職にあたって特に学歴は問われませんが、第一種運転免許を取得する必要があります。車両重量・積載量に応じて準中型、中型あるいは大型自動車運転免許が必要で、一定時間の特例教習を修了することで19歳から大型免許を取得できるようになっています。トレーラーの運転にはけん引免許、危険物の輸送には危険物取扱者、高圧ガスの輸送には高圧ガス移動監視者の資格が必要です。中途採用で入職するケースが多く、入職後の約1〜3カ月は試用期間として実地で訓練を受け、初任運転者には同乗指導と座学研修が義務付けられています。経験を積むと、運行管理者の資格を取得して配車担当や管理職へ進む場合もあります。働く条件としては、給料はほとんどの会社が月給制で、運行手当などの歩合給、時間外手当などの変動給の占める割合が比較的大きいとされます。週休2日制を導入している企業が多いものの、輸送の形態によっては深夜運行の場合もあります。令和6年4月からは時間外労働の上限規制が適用され、拘束時間等の基準も改められており、労働時間の改善に向けた取り組みが進んでいます。

公的統計の分類「営業用大型貨物自動車運転者」では、月額の現金給与額と年間の賞与その他特別給与額から換算した年収の平均が507.2万円、平均年齢が51.5歳となっています。ただしこの金額は、営業用大型貨物自動車運転者という分類の統計であり、小型トラックや自家用トラックの運転者を含むトラックドライバー全体の集計ではありません。実際の働く場のイメージとして、公式採用情報で確認できる例に、佐川急便株式会社とヤマト運輸株式会社があります。佐川急便のセールスドライバー®職では、担当エリアにおいてセールス活動、集配業務、物流提案、料金回収などを行い、一日の業務として配達・集荷、荷降ろし、事務業務も示されています。ヤマト運輸のセールスドライバー(SD)では、担当エリアの顧客へ荷物の配達・集荷・セールスなどを行い、地域に密着したサービスを提供するドライバーとして紹介されています。トラックドライバーは、輸送距離や車両の種類によって必要な免許も働き方も変わる仕事であり、免許の種類と勤務形態をあわせて確認することが要点になります。

よくある確認

トラックドライバーの年収はどのくらいですか

2025年賃金構造基本統計調査でトラックドライバーに対応する分類「営業用大型貨物自動車運転者」の平均年収換算は507.2万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。

トラックドライバーはどんな仕事ですか

トラックなどの貨物自動車を運転して貨物を輸送する。

トラックドライバーになるにはどうすればよいですか

入職にあたって、特に学歴は問われないが、第一種運転免許を取得する必要がある。普通免許のほか、車両重量・積載量に応じて、準中型、中型あるいは大型自動車運転免許が必要になる。若年運転者の就業を促すため、一定時間の特例教習を修了することで19歳から大型免許を取得できるようになっている。

トラックドライバーに必要な資格はありますか

関連資格として 毒物劇物取扱責任者、運行管理者(貨物)、大型自動車免許、牽引免許、フォークリフト運転技能者、中型自動車免許、準中型自動車免許、危険物取扱者(甲種)、危険物取扱者(乙種)、危険物取扱者(丙種)、高圧ガス移動監視者 が挙げられます。要否と取得経路は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。

トラックドライバーの平均年齢はどのくらいですか

2025年賃金構造基本統計調査でトラックドライバーに対応する分類「営業用大型貨物自動車運転者」の平均年齢は51.5歳です。

示されている年収は中央値ですか

いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。

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出典

仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。