救急救命士の仕事内容・年収・なり方
出典確認日:2026-10-30/公開日:2026-10-30/分野:警備・保安/別名:救急隊員
現場及び病院への搬送の途中、救急車などの中で、救護行為を行う。
年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「その他の保安職業従事者」による平均年収換算で335.3万円です。
収入データの読み方
- 平均年収換算
- 335.3万円
- 月の現金給与額
- 263.1千円
- 年間賞与・特別給与
- 195.4千円
- 平均年齢
- 56.6歳
統計分類は「その他の保安職業従事者」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は50,110人です。
計算方法と統計の対象
計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。
対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。
税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。
雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。
資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。
仕事内容
現場及び病院への搬送の途中、救急車などの中で、救護行為を行う。また、生命の危険のある病気やけが人に対しては、特定医療行為を含む必要な救急救命処置を行う。消防機関に所属していない救急救命士もいるが、ここでは主に消防署に勤務する救急救命士について記載する。
消防本部の指令センターから指令を受け、救急車などに乗って現場に急行する。傷病者の症状を確認し、その場で必要な応急処置を行う。傷病者を救急車に収容し、搬送先の病院に向かう。その車内において、聴診器による心音・呼吸音の確認、心電図の測定、酸素吸入器による酸素吸入、自動体外式除細動器(AED)による除細動などの処置を行う。更に、専用端末で救急指導医師の指示を受けながら、輸液や気管内チューブによる気道確保などの救急救命処置を行うこともある。
病院に到着してからは、傷病者を病院の担当者に引き継ぎ、症状や応急処置の内容を医師に報告する。署に戻って報告書を作成し、次の出動に備える。救急現場の場所によってはヘリコプターで出動することもあり、機内において処置をする場合もある。
また、救急救命士の資格を有しているが消防機関に所属していない救急救命士も増えており、病院、ドクターカー、ドクターヘリの診療補助などの場面で活躍している。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
医療機器(聴診器等)、心電図、酸素吸入器、自動体外式除細動器(AED)、気管内チューブ、大型、中型、準中型、特殊自動車等(普通免許だけでは運転できないもの)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
就くには
救急業務は消防において行われているため、救急車に乗務するには、消防職の公務員試験を受けて消防士として採用される必要がある。
消防職の中で救急救命士として活動するには、救急救命士国家試験に合格し、救急救命士の免許を得ることが必要である。
採用当初から救急救命士として働くことはまれであり、消防学校で救急隊員として必要な教育を受けてから現場に配属され、実務経験を積み、専門的な知識と技術を学んで資格を取得するのが一般的である。
大学や専門学校において救急救命に関する専門的な技術と知識を学び、卒業後に国家試験を受けて資格を取得する方法もある。
最新の救急救命医療に対応するため、日々知識や技術を磨いていくことが求められる。病院に搬送しながら傷病者に適切な処置を行う必要があるため、迅速に冷静な判断をくだせる必要がある。また、緊急を要する作業のため、機敏に的確な処置を行うことも重要である。なによりも人命にかかわる仕事のため、強い責任感が求められる。
労働条件の特徴
各地の消防署に勤務する。いつ発生するかわからない急病人やけが人に備えて、交代制の勤務となる。職場によって異なるが、1回の勤務は休憩・仮眠をとりながら24時間勤務が原則であり、当番日と非番日、公休を繰り返すパターンとなっている。年中無休の業務体制であるため、土日祝日に休みが取れるわけではない。
待遇は各自治体の規定による。出動手当など職務の特殊性や危険性が考慮された処遇となっていることが多い。
勤務中は常に緊張状態にあり、仮眠中でも要請があれば直ちに出動することが求められ、精神的にも肉体的にも厳しい面がある。
消防職のなかで救急部門に従事する職員は67,006人、うち救急救命士の数は33,552人である*。総務省消防庁では、3人1組の救急隊のうち、少なくとも1名は救急救命士の資格取得者を配備することを推奨しており、救急救命士の需要は高まりつつある。救急救命士の資格を取得する人数も年々増えているが、増加しつつある出勤件数に対して救急救命士の数は不足しがちである。病人やけが人の生存率を上げるため、救急医療の充実が求められており、高度な救急医療行為を行うことができる救急救命士に対する期待は大きい。
*令和6年度消防白書から
関連資格
- 救急救命士
資格の要否と取得経路は、「就くには」の記述と、資格制度の公式情報で確認してください。
企業例・働く場の例(公式確認済み)
次の組織は、公式ページで救急救命士に関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。
- 京都市消防局(救急救命士(救急隊))
各救急隊に配置され、気道確保や薬剤投与などの処置を行うとともに、症状に適した医療機関へ傷病者を迅速に搬送する。
公式ページ:業務紹介(京都市消防局 消防職紹介資料・PDF)(確認日 2026-10-29)
manapick編集部による確認のポイント
救急救命士は、救急現場と、病院への搬送途中の救急車の中で、傷病者への救護行為を行う仕事です。生命の危険のある病気やけが人に対しては、特定医療行為を含む必要な救急救命処置を行います。消防本部の指令センターから指令を受け、救急車に乗って現場に急行し、傷病者の症状を確認してその場で必要な応急処置を行います。救急車に収容してからは、聴診器による心音・呼吸音の確認、心電図の測定、酸素吸入器による酸素吸入、自動体外式除細動器(AED)による除細動などの処置を行い、専用端末で救急指導医師の指示を受けながら、輸液や気管内チューブによる気道確保などの処置を行うこともあります。病院に到着したら、症状や応急処置の内容を医師に報告して傷病者を引き継ぎ、署に戻って報告書を作成し、次の出動に備えます。救急現場の場所によってはヘリコプターで出動し、機内で処置をする場合もあります。また、消防機関に所属していない救急救命士も増えており、病院、ドクターカー、ドクターヘリの診療補助などの場面で活躍しています。
救急業務は消防において行われているため、救急車に乗務するには、消防職の公務員試験を受けて消防士として採用される必要があります。そのうえで救急救命士として活動するには、救急救命士国家試験に合格し、免許を得ることが必要です。採用当初から救急救命士として働くことはまれで、消防学校で救急隊員として必要な教育を受けて現場に配属され、実務経験を積みながら資格を取得するのが一般的です。大学や専門学校で救急救命に関する専門的な技術と知識を学び、卒業後に国家試験を受けて資格を取得する方法もあります。勤務先は各地の消防署で、いつ発生するかわからない急病人やけが人に備えて交代制の勤務となります。1回の勤務は休憩・仮眠を取りながら24時間勤務が原則で、当番日と非番日、公休を繰り返すパターンが多く、年中無休の体制のため土日祝日に休めるとは限りません。勤務中は緊張状態が続き、仮眠中でも要請があれば直ちに出動します。待遇は各自治体の規定によるもので、出動手当など職務の特殊性や危険性が考慮された処遇となっていることが多いとされています。
このページでは統計分類「その他の保安職業従事者」の年収換算平均は335.3万円です。調査対象の平均年齢は56.6歳です。実際の働く場の例として、公式の業務紹介資料で確認できる京都市消防局では、救急救命士が各救急隊に配置され、気道確保や薬剤投与などの処置を行うとともに、症状に適した医療機関へ傷病者を迅速に搬送するとされています。消防の救急隊で働く形を知るためのイメージ材料として挙げています。
よくある確認
救急救命士の年収はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で救急救命士に対応する分類「その他の保安職業従事者」の平均年収換算は335.3万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
救急救命士はどんな仕事ですか
現場及び病院への搬送の途中、救急車などの中で、救護行為を行う。
救急救命士になるにはどうすればよいですか
救急業務は消防において行われているため、救急車に乗務するには、消防職の公務員試験を受けて消防士として採用される必要がある。
救急救命士に必要な資格はありますか
関連資格として 救急救命士 が挙げられます。要否と取得経路は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。
救急救命士の平均年齢はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で救急救命士に対応する分類「その他の保安職業従事者」の平均年齢は56.6歳です。
示されている年収は中央値ですか
いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。
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出典
仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。