職業名録へ戻る
製造・修理・製図 / 職業分類 12_072-02

ハム・ソーセージ・ベーコン製造とは

原料肉を分割・整形した後、塩づけ、くん煙などの加工をして、ハム・ソーセージ・ベーコンを製造する。

別名ウインナー製造工カッター工(肉製品)くん煙工(肉製品)仕込工(鳥獣肉製品)肉詰工(ハム・ソーセージ製造)ハム・ベーコン・ソーセージ製造工ボイル工(ハム・ソーセージ製造)

このページの位置付け JILPTの公式解説データを項目別に再構成した職業名録の詳細です。写真・動画は転載していません。個別に人が執筆・確認した独自解説は、該当職業のみ別リンクで表示します。

どんな仕事か

ハム・ソーセージ類には、豚肉を使って作られるロースハムやベーコン、発祥の地名がそのまま品名になっているウインナーやフランクフルト、日本独特のプレスハムなど色々な種類があるが、これらを造るのが仕事である。

製造工程は商品の種類によってさまざまである。

ハムは、豚肉を整形し、低温で塩せきし、ケーシングに充填した後、乾燥・くん煙し、湯煮(蒸煮)して仕上げる。生ハムは低温で長時間くん煙し、加熱しないで徐々に乾燥して仕上げる。

塩せきとは、原料肉を食塩、発色剤(亜硝酸ナトリウムなど)、砂糖、香辛料などを溶かした液(ピックル)に一定期間漬け込むことで、これにより製品を熟成させ風味を増すとともに、肉の色が変わらないようにし、保存性を高めることができる。

豚ばら肉を使ったベーコンは、わき腹肉についている肋骨などを取り除いて長方形に整形し、ハム類と同様に塩せきした後に乾燥し、長時間くん煙して作る。

ソーセージは、塩せきした原料肉をチョッパーで細切し、カッターで香辛料、調味料などと混ぜ合わせ、スタッファーで天然腸ケーシング(羊腸、豚腸など)、又は人工ケーシングに充填した後、乾燥・くん煙し、湯煮(蒸煮)して仕上げる。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

チョッパー(肉挽き機)、カッター(肉練り機)、スタッファー(充填機)

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。新規学卒者を対象とする求人では、農業科、食品科のある高校、大学などに求人票が提出される場合が多い。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。

採用後、一般的な知識から専門知識までを教える研修期間を設けたり、数カ月間商品の販売業務を経験させた後に、製造部門に配置する企業もある。

ハム・ソーセージ類は種類が多く、その製法、工程も異なるので、製品ごとに原料肉や食品添加物等の配合、製造機械・装置の操作法、品質・衛生管理などを習得する必要がある。ハム・ソーセージ等の食肉製品を製造する工場には、「食品衛生法」により最低1名の食品衛生管理者を置かなければならない。また、関連資格として、厚生労働省が定める技能検定の「ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士」がある。

働く条件・環境の特徴

勤務先、雇用形態、地域、企業規模によって異なります。個別求人の待遇や採用可能性を示すものではありません。

職場は全国の食肉加工工場になる。製造設備の近代化に伴って作業の専門化、合理化が進んでいる。

ハム・ソーセージ類の商品特性から、お中元、お歳暮前の時期は工場の操業日数が多く、残業も多くなる。

就業者の大半がパートタイマーやアルバイトとなっている職場もある。

ハムやソーセージ等の製造に当たっては、原料肉の解体や整形、充てんなどの作業に一定程度の人手を要し省力化が困難な工程もあること、消費期限が短い一方で冷凍すると品質が大きく劣化する。このため、今後もハム・ソーセージ等の製造の仕事には一定の需要があると見込まれる。

関連資格

  • 食品衛生管理者
  • 1級ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士
  • 2級ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士

資格の必須・任意、受験要件、制度変更は、応募先と資格実施団体の公式情報を確認してください。

関連団体

出典と確認範囲

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」。職業情報提供サイト(job tag)より2026年7月13日にダウンロードし、項目別に構造化しました。

データセット更新日
2026-04-27
この職業の解説領域更新年
2019
写真・動画
使用していません
ページ生成
公式データを機械的に構造化。個別の人手編集記事ではありません

誤りや更新の必要性にお気づきの場合は訂正窓口へお知らせください。