職業名録へ戻る
運搬・清掃・包装・選別 / 職業分類 15_095-01

港湾荷役作業員とは

港湾運送事業者に雇用されて、船と港でのコンテナなどの荷物の積み卸しや運搬の作業を行う。

別名船内荷役作業員沿岸荷役作業員

このページの位置付け JILPTの公式解説データを項目別に再構成した職業名録の詳細です。写真・動画は転載していません。個別に人が執筆・確認した独自解説は、該当職業のみ別リンクで表示します。

どんな仕事か

港湾運送事業者に雇用されて、船と港でのコンテナなど荷物の積み卸しや運搬の作業を行う。港湾荷役作業員は、船内荷役(沖荷役)作業員と沿岸荷役作業員などが含まれる。

船内荷役の作業では、船舶に乗り込んで荷物の積み卸し作業を行う。10人から20人程度の人数で組を編成して船に乗り込み、デッキマンと呼ばれる作業指示者がウインチ(巻き上げ機)を動かす作業者に合図を送り、船倉に積まれた荷物を吊り上げて、港に降ろす。その時に一般の作業者は、ウインチの吊り具の掛け外し、船倉の奥の荷物を運び出す作業、ワイヤーを巻きつける作業を共同して行う。

沿岸荷役の作業では、岸壁側や埠頭ターミナルで監督の指示を受けながら、岸壁と屋根がついた貨物置場(上屋)や荷さばき地、野積場の間で貨物の運搬や搬出を行う。荷さばき地では、貨物の積み上げと取り崩し、仕分けなどの荷さばき作業を行う。

主要港にあるコンテナターミナルや鉱石専用埠頭などでは、大型クレーンを使用した効率的な荷役が行われている。また一部の港では、はしけを使用した荷役(はしけ荷役)や筏(いかだ)による荷役も行われており、就労する港によって作業にかなりの違いがある。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

大型クレーン、クレーン、フォークリフト、ウインチ(巻き上げ機)、吊り具、揚貨装置、筏(いかだ)、コンテナ、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。ハローワークの紹介や求人広告等によって港湾運送会社に就職する。

また、港湾関係の教育訓練施設を卒業し、クレーン、フォークリフト、玉掛け、揚貨装置などの必要な資格を取得してから就職する場合もある。

機械運転や玉掛けを行う場合には、それぞれの資格が必要となる。

企業によって様々であるが、正社員として採用された場合は、経験や船内荷役作業主任者などの資格取得によって班長、主任等へ昇進するケースもある。

体を動かす仕事のため、一定の体力が必要である。また、共同作業での規律を守る協調性、機敏性などが求められる。

働く条件・環境の特徴

勤務先、雇用形態、地域、企業規模によって異なります。個別求人の待遇や採用可能性を示すものではありません。

ほとんどの港において日勤で、日曜日は原則的に作業をしない日となっている。しかし、荷役作業は船舶の入港、貨物の集中度、天候などの影響を受け、かつ、アジア地域の主要港(24時間オープン)との競争が激しくなり、早朝、夜間のゲートオープン時間の拡大が行われている。

以前は港湾荷役は人力に頼ることが多く、荷さばきのための時間がかかっていたが、コンテナ化や機械化、大型専用船の導入によって作業の効率化が進んだ。特にコンテナの登場により、荷役効率は飛躍的に向上した。その結果、現在では、少数の熟練した作業員のコンベヤー、フォークリフト、クレーン、揚貨装置等の機械操作による荷役に変わりつつある。

各種機械の導入により作業の軽減化が進み、肉体労働は少なくなり、安全性も向上している。さらに機械化が進むと考えられるため、技術の進歩に対応できる専門知識や技能を持った人材が求められている。

関連資格

  • 船内荷役作業主任者
  • フォークリフト運転技能者
  • クレーン・デリック運転士(クレーン限定)
  • 玉掛け技能者
  • 揚貨装置運転士
  • 陸災防フォークリフト荷役技能検定1級
  • 陸災防フォークリフト荷役技能検定2級

資格の必須・任意、受験要件、制度変更は、応募先と資格実施団体の公式情報を確認してください。

関連団体

出典と確認範囲

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」。職業情報提供サイト(job tag)より2026年7月13日にダウンロードし、項目別に構造化しました。

データセット更新日
2026-04-27
この職業の解説領域更新年
2019
写真・動画
使用していません
ページ生成
公式データを機械的に構造化。個別の人手編集記事ではありません

誤りや更新の必要性にお気づきの場合は訂正窓口へお知らせください。