電気工事士の仕事内容・年収・なり方
出典確認日:2026-10-30/公開日:2026-10-30/分野:建設・土木・電気工事/別名:エアコン取付作業員(家庭用)、屋内電気配線工事作業員、オール電化工事作業員、航空機配線作業員、産業用電気装置据付作業員、照明器取付作業員、船舶配線作業員、太陽光発電装置据付作業員(電気工事)、鉄道車両配線作業員、電気工事検査員、電気配線作業員、電工(電気配線工事)
建物内で、電線を配線し、電気を利用するための設備を設置する。
年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「電気工事従事者」による平均年収換算で628.1万円です。
収入データの読み方
- 平均年収換算
- 628.1万円
- 月の現金給与額
- 411.5千円
- 年間賞与・特別給与
- 1343.1千円
- 平均年齢
- 41.6歳
統計分類は「電気工事従事者」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は219,610人です。
計算方法と統計の対象
計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。
対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。
税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。
雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。
資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。
仕事内容
電力会社から送電された電気を変圧する変電設備の据え付けをはじめ、建物の各階へ電気を送る幹線の敷設、分電盤の据え付け、配線、コンセントや照明器具の取り付けなど電気を利用するための設備等の工事を行う。
情報の伝達設備である放送通信施設、インターホン、防災防犯などの設備、電話や通信の回線を納める配管、避雷針の工事なども行う。
基本的な作業は、機器の据え付け、器具の所定個所への取り付け、それらの機器や器具への配線などで、建設作業と並行して行われることが多い。作業は通常、2~4人のグループで行われ、それぞれのグループは職長が中心となり、その指揮下で作業が進められる。大きな建設現場では、電気工事の責任者がいて、グループごとの1日の作業内容が決められ、指示が与えられる。指示は通常図面によって示されるので、電気工事士はその図面を読解し、それに基づいて材料、工具、作業手順などを決めて作業を進める。全部の作業が終了すると、確認のために必ず試験を行って、試験成績書を作成する。
電気工事は様々な法令によって基準が定められており、法令を守って安全確実な仕事をすることが必要である。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
分電盤、配線、工具(かなづち、のこぎり等の手動工具、ドリル等の電動工具)、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)
就くには
電気工事を行うには「電気工事士」の資格が必要となるが、一般的には職業訓練校、専門学校、電気工事業組合の養成施設などで所定の課程を修了し、資格を取得してから入職するか、入社後に企業内の養成施設で訓練を受けて資格を取得する。「電気工事士」には第一種及び第二種があり、それぞれ従事できる業務の範囲が定められている。
工業高校の電気科卒業者だけでなく、専門学校・高専・短大・大学卒業者が入職するケースもある。
大企業などでは15~20年の経験を積むと現場の責任者である職長として数人の部下を任せられるようになる。また、「電気主任技術者」などの資格を取り、ビル管理技術者や電気工事管理者の仕事に転じたり、独立して電気工事業を営む場合もある。
脚立やはしごの上など高くて狭い所での作業が多いので、平衡感覚が優れていて手先が器用な人が向いている。また、電気設備を取り扱うため、慎重さ、責任感なども求められる。
労働条件の特徴
電気工事士の作業は建設現場で行うことが多いので、担当現場に応じて作業場所は移動する。また作業の内容も、建設作業の工程が進むにつれて変わってくる。
就業者のうち、女性は約1%と少数となっている(2016年2月時点*)。
大部分の企業が労働時間を実働8時間、休日を週休二日制としているが、建築工事の進行具合によっては土曜・日曜が休日となるとは限らず、他の曜日に休む場合もある。
建築物の大型化、高層化が進んでいることに加えて、省力化、省エネルギーへの対応、保安や防災面の強化、管理の自動化のために、複雑で高度な電気設備が採用されるようになっており、こうした施設、設備等の変化に伴う高度な技能が電気工事士には求められている。
*一般社団法人日本建設業連合会、女性技能者の現況等に関するアンケート調査結果
関連資格
- 第一種電気主任技術者
- 第二種電気主任技術者
- 第三種電気主任技術者
- 第一種電気工事士
- 第二種電気工事士
資格の要否と取得経路は、「就くには」の記述と、資格制度の公式情報で確認してください。
企業例・働く場の例(公式確認済み)
次の組織は、公式ページで電気工事士に関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。
- 株式会社きんでん(一般内線工事)
ビルや工場、ホテル、病院などの建物の電気設備をつくる仕事で、配管・配線工事、照明器具や通信機器の取付工事、監視・制御設備工事を行う。同社では電気工事士の資格取得を経て入社した社員が照明・コンセントの配線や点灯チェックを行う例も紹介されている。
公式ページ:一般内線工事 | 職種紹介 | 施工系採用 | 採用情報 [きんでん](確認日 2026-10-29) 企業情報:きんでん(証券コード 1944)を manapick company で見る
manapick編集部による確認のポイント
電気工事士の仕事は、建物の中で電気を使えるようにするための設備工事全般である。電力会社から送られた電気を変圧する変電設備の据え付けに始まり、建物の各階へ電気を送る幹線の敷設、分電盤の据え付け、配線、コンセントや照明器具の取り付けまでが中心となる。さらに、情報伝達のための放送通信施設やインターホン、防災・防犯設備、電話や通信の回線を納める配管、避雷針の工事も担当範囲に含まれる。作業は建設作業と並行して進むことが多く、通常は2人から4人のグループで、職長を中心とした指揮のもとに行われる。指示は図面によって示されるため、図面を読み解き、それに基づいて材料や工具、作業手順を決めて進めることが求められる。すべての作業が終わると、確認のために必ず試験を行い、試験成績書を作成する。電気工事はさまざまな法令によって基準が定められており、法令を守って安全で確実な仕事をすることが前提になる。
この仕事に就くには「電気工事士」の資格が必要であり、資格には第一種と第二種があって、それぞれ従事できる業務の範囲が定められている。入職の経路としては、職業訓練校や専門学校、電気工事業組合の養成施設などで所定の課程を修了し、資格を取得してから入職する方法と、入社後に企業内の養成施設で訓練を受けて資格を取得する方法がある。工業高校の電気科の卒業者のほか、専門学校、高専、短大、大学の卒業者も入職している。経験を積んだ先の進み方として、現場の責任者である職長、電気主任技術者などの資格を生かしたビル管理技術者や電気工事管理者への転身、独立して電気工事業を営むといった例も資料には示されている。
収入の目安を読むときは、このページに示す金額の性質を押さえておきたい。本サイトの年収換算は、賃金構造基本統計調査の統計分類「電気工事従事者」に基づく平均年収換算で、628.1万円となっている。
働く場の具体像は、企業例からもつかめる。本サイトでは株式会社きんでんを一般内線工事の例として挙げており、同社はビルや工場、ホテル、病院などの建物の電気設備をつくる仕事として、配管・配線工事、照明器具や通信機器の取付工事、監視・制御設備工事を行っている。電気工事士の資格取得を経て入社した社員が、照明やコンセントの配線、点灯チェックを行う例も紹介されている。企業例は仕事内容を知る入口であり、応募を考える段階では、各社の公式採用情報で募集内容や条件を必ず確認してほしい。
次に確認することとして、第一種と第二種で従事できる業務範囲がどう違うか、進学先の養成課程や志望先の採用情報で資格取得の扱いがどうなっているかを、公式情報で確かめておくとよい。
よくある確認
電気工事士の年収はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で電気工事士に対応する分類「電気工事従事者」の平均年収換算は628.1万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
電気工事士はどんな仕事ですか
建物内で、電線を配線し、電気を利用するための設備を設置する。
電気工事士になるにはどうすればよいですか
電気工事を行うには「電気工事士」の資格が必要となるが、一般的には職業訓練校、専門学校、電気工事業組合の養成施設などで所定の課程を修了し、資格を取得してから入職するか、入社後に企業内の養成施設で訓練を受けて資格を取得する。「電気工事士」には第一種及び第二種があり、それぞれ従事できる業務の範囲が定められている。
電気工事士に必要な資格はありますか
関連資格として 第一種電気主任技術者、第二種電気主任技術者、第三種電気主任技術者、第一種電気工事士、第二種電気工事士 が挙げられます。要否と取得経路は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。
電気工事士の平均年齢はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で電気工事士に対応する分類「電気工事従事者」の平均年齢は41.6歳です。
示されている年収は中央値ですか
いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。
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出典
仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。