福祉ソーシャルワーカーの仕事内容・年収・なり方
出典確認日:2026-10-30/公開日:2026-10-30/分野:福祉・介護/別名:家庭相談員、ケースワーカー(障害者更生相談所)、児童福祉司、障害者福祉司、母子自立支援員、児童心理司、福祉事務所地区担当員、相談員(社会福祉協議会)、相談員(地域包括支援センター)、社会福祉士(福祉事務所:相談・助言・援助業務)、児童相談所相談員、相談支援専門員(福祉事務所)、福祉事務所ケースワーカー、福祉事務所面接員、婦人相談所相談員
福祉等に関する専門知識を活かし、社会生活に困難がある人々の相談に乗ったり、社会的支援を行う。
年収の目安は、2025年賃金構造基本統計調査の対応分類「その他の社会福祉専門職業従事者」による平均年収換算で441.7万円です。
収入データの読み方
- 平均年収換算
- 441.7万円
- 月の現金給与額
- 304.3千円
- 年間賞与・特別給与
- 765.0千円
- 平均年齢
- 46歳
統計分類は「その他の社会福祉専門職業従事者」です。全国・男女計・企業規模計(10人以上)・一般労働者(短時間労働者以外)の集計で、集計された人の推計は229,150人です。
計算方法と統計の対象
計算方法は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」です。
対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
2025年6月の給与×12と、原則2024年1〜12月の賞与等を組み合わせた換算値です。
税・社会保険料控除前の給与額です(手取り額とは異なります)。初任給や求人の提示額とは別の統計です。
雇われて働く人の給与統計です。対象は企業規模10人以上の一般労働者で、独立開業者の事業所得は含みません。
資格保有者全体の所得とは異なります。税理士は公認会計士と同じ分類、弁護士は法務従事者の分類に対応します。
仕事内容
福祉等に関する専門知識を活かし、社会生活に困難や支障のある人々の相談に乗ったり、社会的支援を行う。ソーシャルワーカーと呼ばれることが多い。ここでは以下、ソーシャルワーカーという。
職務内容としては、高齢者、障がい者、ひとり親、生活困窮者等を対象に相談・支援業務及び関係機関との連絡・調整を行う。「社会福祉士」、「精神保健福祉士」の資格を取得しソーシャルワーカーとして就業していることが多い。ソーシャルワーカーの具体的な業務内容は就労先によって異なる。例えば、病院なら「医療ソーシャルワーカー」や「医療相談員」、高齢者施設なら「生活相談員」などとして活動している。
ソーシャルワーカーには、相談者の話をじっくりと聞いて、ニーズを聞き出し、適切な行政サービス等を紹介したり、相談者が自立した生活を送れるように支援する。地域の福祉ニーズを把握して、不足するサービスの充実を提案したり、サービス提供者のネットワークを構築するなど、その仕事内容は多岐にわたる。
地域包括支援センターに勤務するソーシャルワーカー(社会福祉士)を例に、1日の仕事の流れをみると、出勤後、その日の面談予定を確認し、朝会で情報を共有してから、施設入所希望者とその家族の相談に応じたり、ケアマネージャーとの連絡を行う。必要に応じて相談者宅を訪問し、本人や家族と面談する。その後病院を訪問し、入院患者と面談するなど外回りをこなすこともある。センターに戻り、その日の相談の記録を作成したり、翌日の準備を行う。急な案件が入り残業をすることもある。
最近は司法関係の案件も増えており、検察や弁護士と連携して受刑者や刑期満了者への生活・自立支援などを行う場合がある。
◇ よく使う道具、機材、情報技術等
文書作成ソフト(Word、一太郎等)、パソコン
就くには
ソーシャルワーカーになるには、国家資格である「社会福祉士」か「精神保健福祉士」の資格を取得することが一般的である。公務員として都道府県や市町村の福祉事務所で働くためには、任用資格である「社会福祉主事資格」を取得しなければならない。
それぞれの職場に入職後はOJTで経験を積みながら仕事をしていくことになる。研鑽を求められる職業であり、社会福祉士の場合、日本社会福祉会の生涯研修センターでの「生涯研修制度」を利用している人も多い。社会福祉士のスキルアップを支援し、キャリアアップにつなげる仕組みとして、認定社会福祉士認証・認定機構では、実務経験5年以上の「社会福祉士の実践力」を認証する「認定社会福祉士」制度がある。
ソーシャルワーカーの仕事は相談業務が中心となるだけに、人とのコミュニケーション能力が高いことが求められる。利用者やその家族はもとより、医療機関や行政などとの折衝・連携も欠かせない職業であるので、コーディネート能力も重要である。支援を必要としている利用者と向きあう仕事なので、使命感や正義感、思いやりも大切である。
労働条件の特徴
勤務先は全国に分布している。高齢者福祉施設が多く、児童福祉施設、障害者施設、地方自治体の福祉事務所、保健所、医療機関、福祉サービスを行う民間企業など幅広い分野で活動している。就業している年代は幅広く女性が多い。
勤務は、相談業務が中心なので、日勤となり、原則として夜勤はなく土日は休みとなる。ただし、急な相談依頼があったりすると時間外に勤務する場合がある。また、就労先によっては24時間対応を行っているところもあり、その場合はシフト制の勤務となり、土日が休日となるとは限らない。
社会的に必要性が高まっている職業であり、幅広い世代に入職を促していく施策が推進されている。
関連資格
- 社会福祉士
- 精神保健福祉士
- 認定社会福祉士
- 社会福祉主事資格
- 社会福祉主事任用資格
資格の要否と取得経路は、「就くには」の記述と、資格制度の公式情報で確認してください。
企業例・働く場の例(公式確認済み)
次の組織は、公式ページで福祉ソーシャルワーカーに関わる職種や採用の案内を確認した例です。最新の募集状況は各公式ページに載っています。
- 医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院(医療ソーシャルワーカー)
入院患者の退院支援や療養支援、家族支援など医療ソーシャルワーカー業務全般を担当する。社会福祉士の資格を活かせる専門職。
公式ページ:募集要項(確認日 2026-10-29)
manapick編集部による確認のポイント
福祉ソーシャルワーカーは、福祉等に関する専門知識を活かし、社会生活に困難や支障のある人々の相談に乗り、社会的支援を行う仕事で、ソーシャルワーカーと呼ばれることが多い職種です。高齢者、障がい者、ひとり親、生活困窮者等を対象に相談・支援業務及び関係機関との連絡・調整を行います。「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の資格を取得して就業していることが多く、業務内容は就労先によって異なります。病院なら「医療ソーシャルワーカー」や「医療相談員」、高齢者施設なら「生活相談員」などとして活動しています。相談者のニーズを聞き出し、適切な行政サービス等を紹介したり、自立した生活を送れるように支援します。地域の福祉ニーズを把握して不足するサービスの充実を提案したり、ネットワークを構築するなど、仕事内容は多岐にわたります。地域包括支援センターに勤務するソーシャルワーカー(社会福祉士)の場合、面談予定の確認や朝会での情報共有の後、施設入所希望者とその家族の相談に応じたり、ケアマネージャーとの連絡を行い、必要に応じて相談者宅や病院を訪問して面談します。司法関係の案件も増えており、検察や弁護士と連携した生活・自立支援を行う場合もあります。
ソーシャルワーカーになるには、国家資格である「社会福祉士」か「精神保健福祉士」の資格を取得することが一般的です。公務員として福祉事務所で働くためには、任用資格である「社会福祉主事資格」を取得しなければなりません。相談業務が中心となるため高いコミュニケーション能力が求められ、医療機関や行政などとの折衝・連携も欠かせないため、コーディネート能力も重要です。利用者と向きあう仕事なので、使命感や正義感、思いやりも大切であるとされています。
勤務先は全国に分布し、高齢者福祉施設、児童福祉施設、障害者施設、地方自治体の福祉事務所、保健所、医療機関、民間企業など幅広い分野で活動しています。就業している年代は幅広く、女性が多いとされています。勤務は相談業務が中心なので日勤となり、原則として夜勤はなく土日は休みとなります。ただし、急な相談依頼で時間外に勤務する場合もあり、24時間対応を行っている就労先ではシフト制となり、土日が休日となるとは限りません。
公的統計の分類「その他の社会福祉専門職業従事者」では、月々の現金給与額と賞与等から年収に換算すると441.66万円、小数第1位までで表すと441.7万円(4,416,600円)となり、平均年齢は46歳となっています。
実際の働く場のイメージをつかむ手がかりとして、公式の募集要項で確認できる例に、医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院があります。同病院の募集要項では、医療ソーシャルワーカーは入院患者の退院支援や療養支援、家族支援など業務全般を担当し、社会福祉士の資格を活かせる専門職として紹介されています。
整理すると、福祉ソーシャルワーカーは、相談を受けることから出発し、行政サービスや関係機関をつないで利用者の自立した生活を支える仕事です。日勤が基本である一方、就労先によっては24時間対応のシフト制となる場合もあります。
よくある確認
福祉ソーシャルワーカーの年収はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で福祉ソーシャルワーカーに対応する分類「その他の社会福祉専門職業従事者」の平均年収換算は441.7万円です。対応する職種分類の平均年収換算です。分類に複数の職業が含まれる場合は、その合算の平均です。
福祉ソーシャルワーカーはどんな仕事ですか
福祉等に関する専門知識を活かし、社会生活に困難がある人々の相談に乗ったり、社会的支援を行う。
福祉ソーシャルワーカーになるにはどうすればよいですか
ソーシャルワーカーになるには、国家資格である「社会福祉士」か「精神保健福祉士」の資格を取得することが一般的である。公務員として都道府県や市町村の福祉事務所で働くためには、任用資格である「社会福祉主事資格」を取得しなければならない。
福祉ソーシャルワーカーに必要な資格はありますか
関連資格として 社会福祉士、精神保健福祉士、認定社会福祉士、社会福祉主事資格、社会福祉主事任用資格 が挙げられます。要否と取得経路は、このページの「就くには」と公式情報で確認してください。
福祉ソーシャルワーカーの平均年齢はどのくらいですか
2025年賃金構造基本統計調査で福祉ソーシャルワーカーに対応する分類「その他の社会福祉専門職業従事者」の平均年齢は46歳です。
示されている年収は中央値ですか
いいえ。本サイトの金額は「(2025年6月のきまって支給する現金給与額 × 12 + 年間賞与その他特別給与額) × 1000」で計算した平均年収換算であり、年収の中央値ではありません。平均は高収入層の影響を受けるため、典型的な一人分の収入と一致するとは限りません。
学びにつなぐ
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出典
仕事内容・就くには・労働条件・関連資格の本文は、職業情報提供サイト(job tag)解説系ダウンロードデータ ver.7.01(独立行政法人労働政策研究・研修機構)に基づきます。 収入は2025年賃金構造基本統計調査の対応分類による平均年収換算です。