職業名録へ戻る
医療・看護・保健 / 職業分類 04_021-01

内科医とは

内臓、神経、血液等の病気について診断し、薬物治療、食事療法などにより治療を行う。

別名医師

このページの位置付け JILPTの公式解説データを項目別に再構成した職業名録の詳細です。写真・動画は転載していません。個別に人が執筆・確認した独自解説は、該当職業のみ別リンクで表示します。

どんな仕事か

内臓、神経、血液等の病気について診断し、薬物治療、食事療法などにより治療を行う。

内科医は脳神経内科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科等様々な専門分野に分かれておりそれぞれの専門に応じた知識、技術が求められるが、ここでは共通した主な仕事の内容について記述する。

まず、患者から症状などの話を聞く問診を行う。次に、視診、聴診、打診、触診を行って患部の状態を確かめる。必要に応じて、尿検査、血液検査、超音波検査、心電図検査なども行う。結果をカルテに入力し、入手したデータを分析し、総合的に判断して病名を診断する。その上で、治療法や投与する医薬品等を選択し、処方箋を出す。なぜ診察、検査、治療が必要なのか、診断結果や治療法については患者や家族に正確に、丁寧に説明を行う。必要があれば注射、吸入などの措置を行う。慢性疾患、生活習慣病の場合は、投薬のみならず、食生活、適度の運動など患者の生活全般について指導・助言を行う。病気の予防指導を行う場合もある。

病院や診療所などで働く勤務医と医院を営む開業医がおり、仕事は若干異なる。

大きな病院に勤務する勤務医は、特に、消化器や循環器など専門分野が明確に分かれている場合が多く、他の医師などとチームを組み、専門的な治療を行う。担当する入院患者の回診だけでなく、当番制で外来患者の診療も行う。

開業医は、外来での医療(診察や診断後と治療行為)が主な仕事であり、診察と同時に検査や処置もこなす。地域住民の健康診断、近所の学校などの校医、高齢者の自宅に出かけての往診など、地域に密着した医療活動を行う。自分の医院やクリニックで対応が難しい場合は、他の総合病院等に紹介する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

医療機器(聴診器、注射器、CT、MRI等)、パソコン

就くには

内科医として仕事をするには、医師国家試験に合格して医師免許を取得することが必須である。まず、大学医学部で6年間にわたって専門的な知識を身につけ、同時に実習も行う。大学の卒業試験に合格すると国家試験を受験することができる。国家試験に合格すると、医師免許が与えられる。更に大学病院や大病院などの臨床研修病院で研修医として最低2年間の臨床研修を積み、実際の患者を診察しながら知識を身につける。この研修終了後に内科の診療科に所属して内科医となる。所定の要件を満たせば専門医に認定される制度がある。

臨床研修後には、病院などに勤務医として勤め、多くの経験を積んでいく。勤務先の病院で診療科長になるケースや、独立して開業医となるケースがある。大学医学部で研究を続けながら講師や教授になることもある。

人々の生命を守り、健康維持を手助けすることを責務としているので、その責任は重い。子どもから高齢者まで様々な患者とうまくコミュニケーションを図って、心身両面から症状をやわらげることも求められる。また、急患の処置など長時間にわたる診療に耐えられる精神力や忍耐力も必要とされる。

働く条件・環境の特徴

勤務先、雇用形態、地域、企業規模によって異なります。個別求人の待遇や採用可能性を示すものではありません。

病院や診療所などで働く勤務医と医院を営む開業医がいる。内科医全体(内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科、腎臓内科、神経内科、糖尿病内科(代謝内科)、血液内科、感染症内科、心療内科)の数は119,464人である。診療科の構成割合を性別にみると、男性医師、女性医師とも内科が最も多い(19.9%、14.7%)。内科医の女性医師の割合は20%程度だが、近年は増加傾向にある(2022年時点*1)。

勤務時間などの労働条件は、勤務する医療機関の体制や診療時間などにより様々である。

入院患者がいる大きな病院の勤務医の場合は、交代制で勤務を行う。入院患者の急変や救急患者の受け入れに備えて夜間や休診日の当番なども行う。休日でも病院から呼び出しがあれば急きょ病院に直行する必要(オンコール待機)もある。一般的に賃金水準は高い。

オンコール待機や夜勤、在宅診療を非常勤医師に任せ、常勤医師と業務を分けている病院もある。

開業医の場合は、各医院で定めた診療時間にあわせて勤務する。診療時間は9時から18時ごろまでが一般的である。都市部では、社会人の帰宅時間にあわせて夜間や土曜日に診療をする場合もある。診療時間の前に準備を行ったり、診療時間後にカルテの整理を行うため、就業時間は診療時間よりも長くなる。急患の場合には、診療時間外でも診察を行う。

地方では医師不足に悩んでいるところも多く、地域的なアンバランスの解消が課題となっている。医療の高度化に伴う専門分化、高齢化に対応した地域の診療所・クリニックや訪問診療など、医療サービスの提供のあり方も変化してきている。

*1 令和4(2022)年医師・歯科医師・薬剤師調査の概況から

診療科別にみた医師数

関連資格

  • 医師

資格の必須・任意、受験要件、制度変更は、応募先と資格実施団体の公式情報を確認してください。

関連団体

出典と確認範囲

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」。職業情報提供サイト(job tag)より2026年7月13日にダウンロードし、項目別に構造化しました。

データセット更新日
2026-04-27
この職業の解説領域更新年
2019
写真・動画
使用していません
ページ生成
公式データを機械的に構造化。個別の人手編集記事ではありません

誤りや更新の必要性にお気づきの場合は訂正窓口へお知らせください。