職業名録へ戻る
配送・輸送・機械運転 / 職業分類 13_089-02

発電所運転管理とは

火力、水力、地熱、原子力、太陽光、風力、バイオマスなど各種の発電所等において、発電のための運転と保守を行う。

別名火力発電保守員水力発電保守員動力室電気工配電室保守員発電所運転管理員

このページの位置付け JILPTの公式解説データを項目別に再構成した職業名録の詳細です。写真・動画は転載していません。個別に人が執筆・確認した独自解説は、該当職業のみ別リンクで表示します。

どんな仕事か

火力、水力、地熱、原子力、太陽光、風力、バイオマスなど各種の発電所等において、発電のための運転と保守を行う。

電気の使用量は季節・時間帯により大きく変動するが、電気は石油や天然ガスと異なり大量に貯蔵できないため、使用される量と同じだけの電気を安定して作り出す必要がある。

発電の仕事は大きく「運転」と「保守」に分かれる。

運転担当は、中央制御(操作)室内で運転責任者の指揮のもと、発電設備の起動・停止操作を行い、発電出力の調整にあたる。また、各種計器類の監視・制御を行いつつ、発電所内の機器が正常に動作しているかを確認するパトロールなども行う。

保守担当は、保守手順に従い設備の細部に至るまで異常の有無を点検する。必要に応じ消耗品、部品の交換を行い記録する。大規模な修理・補修が必要な異常を発見した場合は運転責任者に報告する。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

表計算ソフト(Excel、Googleスプレッドシート等)、パソコン、作業中の保護具(ヘルメット、ゴーグル、グローブ、安全靴等)

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされないが、工業高校、高専や大学などで電気、機械、化学、原子力、土木、建築など工業系を専攻した者が多い。

入職後は、OJTのほか、運転担当にはシミュレータを活用した事故時の対応操作研修、火災対応訓練や放射線防護研修などが行われ、保守担当は技能訓練施設で必要な訓練を受ける。

経験を積み運転責任者等になる場合もある。

危険物を扱ったり、危険な高電圧設備の下での作業もあるため、経験を積みながら専門的な知識・技能を身につけ、職務に関連する資格を取得することが求められる。代表的な資格として、「電気主任技術者」、「第1種ボイラー・タービン主任技術者」、「エネルギー管理士」、「放射線取扱主任者」、「原子炉主任技術者」、「ダム水路主任技術者」などがある。電力会社によっては、技能水準を示す判断基準として独自の認定制度を設定している場合もある。

発電所には、ボイラー、タービン、水車、原子炉、発電機、変圧器などの様々な設備があるため、火力・水力・原子力発電に携わる上で、電気工学、機械工学の知識が必要とされる。また、チームの一員として作業に当たるための協調性、正確な運用、非常時対応のための冷静さ、責任感も求められる。

働く条件・環境の特徴

勤務先、雇用形態、地域、企業規模によって異なります。個別求人の待遇や採用可能性を示すものではありません。

勤務先は電力会社、発電会社、鉄道会社といった発電所設備を備えた企業などであり、職場は全国に広がっている。

就業者は男性が多い。

賃金、労働時間等労働条件は勤務先の規定による。多くの発電所等では365日24時間体制で稼働しているため、交替制勤務が一般的である。

運転担当のパトロールや保守担当の点検時など、現場では作業服、安全帽(ヘルメット)、安全靴の着用が必要となる。

電気エネルギーの安定的な供給は産業・社会にとって極めて重要である。このため常に地震、災害など緊急事態に備えるとともに、万一の場合は即応体勢をとる必要がある。

電力自由化により従来の電力会社や発電会社とは異なる独立系発電事業者(IPP:Independent Power Producer)が増えていることから、今後、発電所運転管理の人材を求める企業も増加すると考えられる。また、再生可能エネルギーも注目されており、小規模電気事業者の増加、他業種からの参入等も見込まれ、今後も一定の需要が見込まれる。

関連資格

  • 第1種ボイラー・タービン主任技術者
  • 第一種電気主任技術者
  • 第二種電気主任技術者
  • 第三種電気主任技術者
  • 原子炉主任技術者
  • 第1種放射線取扱主任者
  • 第2種放射線取扱主任者
  • 第1種ダム水路主任技術者
  • 第2種ダム水路主任技術者
  • エネルギー管理士

資格の必須・任意、受験要件、制度変更は、応募先と資格実施団体の公式情報を確認してください。

関連団体

出典と確認範囲

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」。職業情報提供サイト(job tag)より2026年7月13日にダウンロードし、項目別に構造化しました。

データセット更新日
2026-04-27
この職業の解説領域更新年
2019
写真・動画
使用していません
ページ生成
公式データを機械的に構造化。個別の人手編集記事ではありません

誤りや更新の必要性にお気づきの場合は訂正窓口へお知らせください。