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製造・修理・製図 / 職業分類 12_072-07

ビール製造とは

ビール醸造所(ブルワリー)において、ビールの製造に従事する。

別名酒類製造工(清酒を除く)ビール製造工

このページの位置付け JILPTの公式解説データを項目別に再構成した職業名録の詳細です。写真・動画は転載していません。個別に人が執筆・確認した独自解説は、該当職業のみ別リンクで表示します。

どんな仕事か

ビール醸造所(ブルワリー)において、ビールの製造に従事する。

日本のビール業界は、長い間大手メーカーによる寡占状態が続いてきたが、1994年の酒税法改正による規制緩和で日本各地の小規模醸造所で“地ビール”や“クラフトビール”と呼ばれるビールが造られている。ビール製造の仕事内容は醸造所の規模によって異なるが、基本工程は同じである。

ビール造りでは、タンクや配管の洗浄・消毒を丁寧に行うことが大切である。ビールの場合アルコール度が低く、ビール酵母もどちらかといえば弱い発酵力しかないので、洗浄・消毒がおいしいビール造りの基本となる。

仕込みは、粉砕した麦芽を湯に浸して麦汁を造ることから始まる。麦汁に苦みをつけるホップを投入して約一時間煮込み、最後に香り用のホップを投入する。煮込みの終了した麦汁は、熱交換器を通して急冷しながら発酵タンクに移し、ここに酵母を投入すれば仕込みが完了する。

これから数十日間をかけて発酵・熟成させ、出来上がったビールをろ過した後、製品タンクに移し、アルミ缶やびんに詰めて出荷する。

大きなビール工場では、作業マニュアル等により、全く同じ品質のビールが造られるが、小さな醸造所では多くの作業が手作業であり、個人の経験や技能が製品の質に反映される余地が大きい。

◇ よく使う道具、機材、情報技術等

麦汁醸造機、発酵タンク、濾過機、製品タンク

就くには

入職にあたって、特に学歴や資格は必要とされない。学校を卒業後、ビール醸造所などに就職する。食品衛生の知識や醸造の知識があることが望ましい。入職経路は、新卒の場合は学校からの紹介、中途採用の場合は、ハローワークと求人広告がほとんどである。

ビール造りは、最初は作業を習いながら手伝いから始め、様々な工程を経験する。地ビールやクラフトビールの製造では、ビール醸造の経験を積み重ねるうちに自分でコントロールできる部分が広がり、味を意図的に調整したり、新しいレシピを作ったりすることもできるようになる。熟練すると、単に与えられたレシピに従って作業をするのではなく、経営者や顧客と一緒に、新たなビール造りにも挑戦できる。このような過程を通じ、製造だけでなくマーケティングやセールスに精通することも必要である。

働く条件・環境の特徴

勤務先、雇用形態、地域、企業規模によって異なります。個別求人の待遇や採用可能性を示すものではありません。

個性的で様々な味のビールを作り出している、小規模な醸造所は全国に383場ある(2024年12月時点*)。このような醸造所では、タンクの洗浄は夏暑く、冬寒い自然条件の中で行われる。仕込みの原材料や製品の運搬は重労働であるが、醸造所の規模によってはそれらの移動を機械で行う場合もある。発酵・熟成期間は作業が少ない反面、仕込みやびん詰めでは朝から夜までの作業となる。また、夏や観光シーズンなどには需要が大幅に高まるため、繁忙期となることが多い。

ヨーロッパでは2千年近くに渡りビールの文化が育まれてきたが、日本では大手メーカー以外では、小規模でのビール造りが認められた歴史も浅く、地ビールやクラフトビールを造る小規模醸造所も、ようやく近年、地場産業の一つとして力をつけつつあると言える。

*国税庁 酒類製造業及び酒類卸売業の概況(令和6年アンケート)

関連資格

公式解説データに関連資格の記載はありません。資格が不要であることを断定する表示ではありません。

資格の必須・任意、受験要件、制度変更は、応募先と資格実施団体の公式情報を確認してください。

関連団体

出典と確認範囲

出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 解説系ダウンロードデータ ver.7.01」。職業情報提供サイト(job tag)より2026年7月13日にダウンロードし、項目別に構造化しました。

データセット更新日
2026-04-27
この職業の解説領域更新年
2019
写真・動画
使用していません
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